本日は、ご依頼の多いレッドウィングの修理をご紹介いたします。

アイリッシュセッター9870。

まずは状態の確認をしていきましょう。

つま先やヒールのすり減りはございますが、ソール全体はまだ厚みがあり、部分修理でも十分ですが

今回はカスタムをご希望の為、別のソールでオールソール交換させていただきました。

仕上がりはこちら。

ビブラムタンクユニットソール（＃1136）で交換しました。

Vibram Tank Unit

オリジナルの白系のソールから黒いソールにしたことで締まった印象になったかと思います。

今回の注目ポイントはこちら

ミドルソールを敢えて茶色にしています。

ミドルソールの色は、ウェルトやアウトソールの色味に合わせるのがセオリーですが

今回はお客様の、「茶芯に合わせて茶色にしたい」というご希望でこの仕様に。

ちなみに茶芯とは、文字通り革の芯が茶色いこと。

革の染色の際に芯の部分まで黒く染めておらず、履き込んでいくほど芯の茶色が見えてくる特徴があります。

たしかに、所々出てきている地の茶色とミドルソールの茶色がマッチしていますね。

ちょっとした工夫で個性が出ていい雰囲気です。

弊社ではオリジナルの再現はもちろんのこと、カスタム修理も受け付けておりますのでお気軽にご相談下さい。

ありがとうございました。

新宿店 青山店 川戸