JMウェストン180 シグニチャーローファー

長年高い人気を誇り、色違いで複数足お持ちの方も多い大定番のローファー

寒い時期ですとローファー自体の修理依頼は減少する傾向にありますが、ウエストンだけは年間を通してご依頼いただいております。

では、今回お受けした靴を見ていきましょう。

ソールに穴が見受けられます。かなり指先の方なのでつま先の蹴り出しが強い歩き方なのかなと思われます。

ですが、適切なタイミングでつま先をラバーで修理をされているのでウェルトの削れ等はなく問題なさそうです。

ヒールに関しては、トップピースのレザー部分が剥がれている様子。通常このようになってしまった場合はお早めにトップピース交換をおすすめいたします。今回はオールソールしますので問題ございません。

仕上がりがこちら

Leather All Soles　Plan C

オリジナルと同様にレザーソールを使用しブラックソール仕上げ。

画像では伝わりにくいですが、4mm厚のアウトソールを使用する事でオリジナルに近い雰囲気に。

チャネルの仕様も再現し、“サイズ”“ウィズ“の刻印も打って仕上げております。もちろんヒールの飾り釘もオリジナルを再現。

Vintage Steels

つま先にはこのタイミングでヴィンテージスチールをつけて補強しております。

横からの見た目も違和感ありません。

つま先の削れを防ぐ強度の高いパーツですので、つま先の蹴り出しが強い方や削れが心配な方には、新品時やオールソールしたタイミングにつけておく事をおすすめしております。

あわせてアッパーのケアもご依頼いただいたので、M.MOWBRAY ROYAL SHOE CREAMを使用し自然なツヤで仕上げております。

レザーソールの仕上げはブランドによって様々ですが、可能な限りオリジナルを再現できるように修理しております。ブランド問わずご相談ください。

ありがとうございました。

青山店　網本