
【GRUKHA】No.5 ハンドル交換 引き手作製 パイピング補修
【GRUKHA】No.5 ハンドル交換 引き手作製 パイピング補修
Jul 02, 2026
- CATEGORY
- BAG & OTHERS REPAIR
本日は、GRUKHA(グルカ)のバッグ修理をご紹介いたします。
以前にも同ブランドの修理をご紹介しましたが、今回は別モデルのご依頼です。
GRUKHAを代表する名作ブリーフケース「No.5 Examiner(エグザミナー)」。
普遍的なデザインに加え、付属ストラップを装着することでショルダーバッグとしても使用できる実用性の高さが、
多くの方に支持されている理由のひとつではないでしょうか。

今回補修する箇所は、大きく分けて3点です。
1. 両サイドのパイピング
特に上下の角部分に劣化が見受けられます。


2. ファスナー部分
スライダーやテープ自体には問題ありませんが、引き手の革が経年劣化によって千切れかけていました。

また、長年の使用によりスライダーと引き手の接続部分が摩耗し、引き手が90度の向きで固定されてしまう状態に。
開閉時の使い勝手が悪くなっていました。

3. ハンドル
経年劣化によって革が硬化し、ところどころにひび割れが生じています。


今回は上記3箇所をすべて修理していきます。
まずはパイピングから作業を開始します。


2本とも取り外した状態がこちらです。

その後、短冊状にカットした新しい革を貼り込み、ステッチラインのあたりを付けます。

あたりに沿ってステッチを掛け直していきます。



両サイドを縫い直し、余分な革を整えたらパイピングの補修は完了です。


続いてファスナー部分の補修です。
今回はスライダー交換と引き手の新規製作を行います。
新しい革で引き手を製作し、新品のスライダーへカシメで固定します。

古いスライダーを取り外し、新しく製作したスライダーをファスナーテープへ通します。

スライダー交換のために解いたエンド部分の革も、ステッチを掛け直して補修完了です。

最後にハンドルを修理します。
まずは1本ずつ本体から取り外し、ステッチを解いて芯材から革を剥がします。

芯材に新しい革を巻き直した後、ステッチを掛け直し、コバも再仕上げします。


作り直したハンドルは金具部分をカシメで固定。

同様の作業を2本分行い、ハンドルの補修も完了です。
ご依頼いただいたすべての修理が完了しました。
仕上がりはこちらです。
【パイピング】



【スライダー・引き手】

【ハンドル】



とても綺麗に仕上がりました。

見た目の印象もほとんど変わることなく、これからも安心してお使いいただける状態になりました。
ユニオンワークスでは、靴の修理はもちろん、バッグや革小物の修理も承っております。
お困りの際は、ぜひお気軽にご相談ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
横浜店 山田






