レッドウィングのベックマン、9011。

レッドウィングシューカンパニーの創業者

『チャールズ・ベックマン』氏の名前が名付けられた

レッドウィングを代表するモデルの一つ。

ソールにはベックマンソールが採用されていますが

右足のフロント部分のウレタンソールに

ヒビ割れが起きており

左足のウレタンソールは一部欠けてしまっています。

旧品番のベックマンによく見られる現象で

ヒビ割れが起きてしまった場合には

基本的にはフロント部分のウレタンソールを

新しく交換する必要があります。

Vibram Tank Half Rubber Soles

オリジナルのウレタンソールに近い

ハーフラバーソールのご用意もありますが

今回はオーナー様のご意向で

他のハーフラバーソールへ交換することに。

仕上がりがこちら。

使用したソールはVibram#705。

Vibram#700のハーフラバーソールタイプ

といった位置付けでしょうか。

Vibram#700と同じくシェブロン状のパターン。

地面をしっかりと掴み高いグリップ力を誇ります。

ただ接着剤を使用して貼り付けるだけだと

剥がれてしまう可能性が高いので

ペロンと剥がれてこないようアウトステッチをかけて

ウエスト部分には釘を打ち仕上げています。

オリジナルのソールよりも厚みがあるソールなので

よりワークブーツらしい印象に。

厚みがある分耐久性にも期待できます。

9011や9014などの旧品番のベックマンなどに

使用されているウレタンソールは

クッション性に優れているというメリットがあるのですが

デメリットとして加水分解しやすいという点が挙げられます。

もし加水分解してしまっても今回のように

フロント部分のみ別のソールに貼り替えることで

またガシガシとお履き頂けるようになりますので

是非ご相談下さい。

また弊社では様々なレッドウィングの

カスタムやお修理をお受けしております。

こちらからこの他の事例をご確認頂けますので

合わせてご覧下さい。

ご不明点ございましたら

どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。

皆様のご来店、心よりお待ちしております。

ありがとうございました。

青山店　中田