レッドウィングのベックマン”9022″。

ベックマンといえばアッパーに使われるレザーは

ブラックやブラックチェリー、シガーやチェスナットなどの

フェザーストーンを思い浮かべるかと思いますが

こちらはブリックセトラーというレザー。

その名の通りレンガ色をしており

フェザーストーンよりもやや硬めのレザーです。

他のベックマンよりも廃盤になるのが早かったので

あまり見かけないモデルではないでしょうか。

今回はソールのお修理でのお持ち込み。

フロント部分のウレタンソールが加水分解しており

割れてしまっております。

旧品番のベックマンに見られる現象の一つ。

ラバーよりもウレタン素材の方が

クッション性に優れており履き心地は良いのですが

ラバー素材と比較し加水分解が起きやすいという

デメリットが挙げられます。

新品番のベックマンはウレタン素材から

ラバー素材へ変更されているので加水分解が

起きにくくなっているのですが

9022などラバー素材へ変更されることなく

廃盤になってしまったモデルは

ウレタンソールが加水分解してしまったら

新たなソールへ交換する必要があります。

今回は加水分解で割れてしまったウレタンソールを

別のソールへ交換させて頂きました。

仕上がりがこちら。

Vibram Tank Half Rubber Soles

使用したソールはVibramタンクハーフラバーソール。

オリジナルのウレタンソールに非常に近いデザイン。

素材はラバー素材なのでウレタンソールと比較し

加水分解が起きにくく耐久性に優れております。

サイドの仕上がりもバッチリ。

オリジナルの雰囲気を保ったまま補強されています。

今回はレッドウィングのベックマンの

加水分解したソールを交換させて頂きました。

今回のように加水分解したソールのみを

交換することもできますが

全く別のソールへオールソールすることもできます。

フロントのウレタンソールが劣化してしまったタイミングで

別のソールはカスタムすることを

視野に入れてもいいかもしれませんね。

また弊社では様々なレッドウィングの

カスタムやお修理をお受けしております。

こちらからこの他の事例をご確認頂けますので

合わせてご覧下さい。

ご不明点ございましたら

どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。

皆様のご来店、心よりお待ちしております。

ありがとうございました。

青山店　中田