ルブタン ストラップ詰め

ルブタン ストラップ詰め

Jun 21, 2023

暑い日が続きますね。

これから梅雨が明ければいよいよ本格的に夏到来。

そろそろ夏支度が必要かも知れません。

夏に向けて

 

今回もサンダルの修理紹介です。

手を加えるのはこちらのサンダル。

 

Christian Louboutin(クリスチャン ルブタン)の1足ですね。

 

ルブタンといえばこの真っ赤なソール。

とても目を惹きますね。

 

ヒールもこのように高くて細いものが多い気がします。

 

写真を見た感じ分かるかと思いますが、このサンダル新品です。

じゃあどこを直すのかと言うと、ストラップの長さを調節します。

 

この靴のオーナー様はこのデザインがどうしても欲しい。

でも少し大きいサイズしか残って無い。

ストラップの余りを無くせば履けるのになぁ。

そうだ1回ユニオンに相談してみよう!

という流れでご来店下さいました。

 

ストラップを詰める方法は何パターンかございますが

今回は真後ろから詰める且つ、伸縮性を出す為にゴムを仕込む方法をとりました。

 

まずどれくらい詰めるか確認していくと、左右で差があることがわかりました。

左右の差を加味して、左をより長く詰めます。

 

詰める長さと新しく取り付けるゴムの長さ分ストラップをカットします。

 

取り付けるのはこちらのゴム。

シャーリングゴムと呼ばれるもので、ゴムの周りに薄いレザーを巻き付けてミシンで縫い留めたものです。

ゴムを伸ばした状態で革を縫い付けているので、通常状態だと写真のように細かいギャザーができます。

 

片側ずつゴムをセッティング。

 

縫う。

これを4カ所繰り返します。

 

完成はこちら。

 

Before

 

After

             

ストラップの一部をゴムにする事によって、

常に一定のテンションがかかって状態になるので外れにくくなりました。

 

お客様も仕上がり確認の際に、満足されてそのまま履かれて帰られました。

喜んでいただけて良かったです。

 

皆様のご利用お待ちしております。

 

最後までお付き合い頂き有難うございました。

 

山田