持ち手補修

持ち手補修

Dec 03, 2021

12月に入り寒い日が続くようになってきましたね。

2021年最後の月、皆様いかがお過ごしでしょうか?

私は、ようやく新調したコートが着れる気温になってウキウキした日々を過ごしております。

https://unionworks.stores.jp/items/616d12b772eb4641a02da0b8

※177cm 70kg で38を着用

写真ではサイズ38を着用していますが、私物は40を購入してゆったりと着ています。

最近ほぼ毎日着用しているこのコート、詳細は下記のブログで紹介しておりますので是非ご確認下さい。

batak / Classic Raglan Coat / Keepers Tweed

 

さてここからは修理のご紹介です。

今回直すのはコチラ

これはただの棒ではなく、本来は本体についている物で、こう持ちます。

ブリーフケースの持ち手ですね。

 

持ち手はブリーフケース、ダレスバッグ、アタッシュケースなど、この手のカバンの中で最も消耗が激しいパーツです。

このように革の劣化が見受けられるので、交換します。

今回直す持ち手は、芯材に革を被せてあるタイプ。

元の芯材を活かし、表、裏の革だけ新しい物の代えて直す方法をとります。

 

革の張り替えは問題ないのですが、今回のポイントはこのムラ感のある革をどう再現するかでした。

薄い色から染料を重ねムラ感を再現、染め終わった革を芯材に貼り、下穴を開けていきます。

その後、1針1針縫っていきます。

縫い終わったらエッジを仕上げてほぼ完成。

後は本体に取り付け直して完成です。

 

だいぶ馴染んでいるのでは無いでしょうか。

 

靴以外でもお修理できるものは多いです。

是非一度ご相談下さい。

 

皆様のご利用お待ちしております。

 

 

最後までお付き合い頂き有り難うございました。

 

青山店 横浜店 山田