【 J.M.WESTON 】JMウエストン 641 ゴルフ ソール補修、補強 ライニング補修

【 J.M.WESTON 】JMウエストン 641 ゴルフ ソール補修、補強 ライニング補修

Jul 10, 2025

J.M.WESTON 641のゴルフ。

ブランドを代表するモデルの一つでもあり、お持ちの方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

ただ、こちらは現行のそれとは少し様子が違います。

まずはウェルト。

フラットなウェルトが定番ですが、こちらはストームウェルトに模様が刻まれた仕様です。

少し無骨な印象ですね。

お次はソール。

オリジナルのラバーソールが定番ですが、なんとレザーソール仕様。昔はレザーソールのゴルフもあったようですね。

かなり印象が違いますね。

およそ30年前の個体だそうです。

さて、ここからは修理ついてご紹介いたします。

つま先はスチールで補強済みですが、減りや歪みがあるので交換した方が良さそうですね。

ヒールの削れ具合もちょうど修理するタイミングですね。

続いてライニング。

カウンターライニングですが擦れることにより、穴が空いております。

このタイミングで修理していきましょう。

仕上がりがこちら。

まずはソールから。

Half Rubber Soles&Vintage Steels

ハーフラバーを貼り、つま先にはスチールをつけて補強いたしました。

ハーフラバーは滑り止めの効果があり、ヴィンテージスチールはつま先の削れに対して強いのでソールの補強はバッチリできました。

ヒールはクォーターラバーヒール。

飾り釘も含めオリジナルに近い仕様で仕上がりました。

続いてライニング。

Counter Lining

なるべくオリジナルに馴染むような色や質感の革を選び仕上げております。

穴が空いていた箇所もしっかり補強でしました。

before

after

最後にアッパーを磨いて完成。

乳化性のクリームを使用し、透明感のある仕上がりになりました。

いかがでしたでしょうか。

ハーフラバーソールは滑り止めはもちろんですが、ソールの補強にもなりますので“純正のレザーソールをなるべく長く残したい“という方にもオススメです。

皆様のご来店お待ちしております。

ありがとうございました。

青山店 網本