【 J.M.WESTON 】JMウエストン 180 シグニチャーローファー オールソール(テムズソール) クリーニング

【 J.M.WESTON 】JMウエストン 180 シグニチャーローファー オールソール(テムズソール) クリーニング

Jan 30, 2025

年間通してご依頼数の多いブランド”J.M.WESTON“

その中でも特に多いモデル180″シグニチャーローファー“の修理をご紹介いたします。

ソールは純正ラバーソール。

このタイプのソールはダブルソール仕様。

ミドルソールまでステッチをかけて、アウトソールは接着のみなので裏から見てもステッチは見えません。

ソールの減りも少ないのでお修理する必要がなさそうです。

しかし、しっかり見てみると

ヒールの境目あたりでソールが割れておりました。

ラバーは時間と共に劣化し割れてしまうこともありますので、しばらく履いていない靴は要注意ですね。

このままでは割れが広がったり、剥がれたりする恐れがあるのでソール交換いたします。

続いてアッパー

塗り重ねられたクリームの蝋分だけが残り、細かいヒビ割れのように見えます。

このままでは革にとって良くないので適切なケアをしましょう。

仕上がりがこちら。

まずはソールから。

Thames soles

テムズソールというラバーソールで交換いたしました。

シンプルな見た目のラバーソールですが、ガジアーノ&ガーリングやエドワードグリーンでも使用されるほど上質なソールです。

サイドから見ても靴のデザインに影響を与えず上品な仕上がり。

ダブルソールからシングルソールに変更し、アウトソールまで縫って仕上げております。

続いてアッパー。

before

after

古いクリームや汚れを一度キレイに除去してから、入念にケアしております。

before

after

本来の革の色味になり、透明感のある仕上がりになりました。

今回はJ.M.WESTON180 シグニチャーローファーのオールソールとクリーニングをいたしました。

ソールが劣化した場合は交換できますが、アッパーは交換したりできません。

革靴を長く履くためには、アッパーのケアは必須なのでお気軽にご相談ください。

皆様のご来店お待ちしております。

ありがとうございました。

青山店 網本