先日のブログに続きまして今回は英国出張の後編です。
スプリングラインの次に訪れた場所は


ケタリングにファクトリーを構える「Gaziano&Girling」。
レディメイドもビスポークもこちらで作られています。



ショールームには各モデルのサンプルがズラッと。
どの靴も魅力的。息を飲む光景でした。

壁面にはチャールズ現国王がファクトリー訪れた際の写真が飾られていました。
近々ロイヤルワラントが付与されるそうですよ☆

天窓のついた非常に明るい空間で作業をされていました。

レディーメイドはアッパーに使う革を金型を使って抜くメーカーが多い中、GGのクリッキングは全て職人の手仕事。

扱う材料は天然の物ですから、どうしても傷などがあります。
良いところだけを取るため、革のコンディションを確認しながらパーツを抜いているとのこと。
GGの靴に当たりハズレが極端少ないことに合点がいきました。

クロージングパートには各モデルの仕上がりサンプルがズラッと並んでいます。

縫い終わったアッパーは全て責任者がチェックをしてから次の工程に進みます。

そして吊り込み。


GGではあえて旧式の吊り込み機を使用しています。
現代のオートメーション化された機械であれば効率よく作業が進みますが、
革質や個体差に合わせてにテンションを変えるのは難しいとのこと。

旧式のソレは職人の手による細かな調整が必要とされる機械ですが、
このマシンでしか実現できない仕上がりがあるのだそうです。



アッパーや底材をはじめ、使用される材料の多くはビスポークでも使用される最高グレードの革。
1つ1つの工程を熱心に説明していただきました。

最高の材料を用い、加えて各工程を熟練職人が手間をかける。
その積み重ねが結果、大きな差となって仕上がりに表れるとのこと。
これは修理にとっても同じだと心を打たれました。
もちろん見学でけでなくビジネスの話もしてきました。
GGでもいくつかネタを仕込んでいますので是非お楽しみに!

続いて向かったのは昨年から展開しています「SOLE OPTION」シリーズの
レザープロダクトを作製していただいている職人の元へ。



とても綺麗に整理されたワークショップ。
今進めているプロダクトや今後やりたいと考えているアイディアについて打ち合わせをしました。
まだまだ展開していく予定ですでこちらもお楽しみに!

入り口には彼のひいお爺さんの肖像が飾られていました☆

その後はロンドンに移動して


ジョージクレバリーや

ジョンロブ・ロンドン


サヴィルロウに構えるGGの路面店も回ってきました☆
その他にも様々なお店に入りましたが、ロンドンのお店はホントどこも素敵でした。
また、ご紹介した他にもいくつか大事な商談をしてきました。
秋から来年にかけて企画満載となっております!
乞うご期待です☆

ナイツブリッジにて撮影した1枚

新宿周辺を駆け巡る新宿タイガーさんを思い出しました。
華やかさ、ボリュームはイギリスの方が一枚上手ですね。笑
ありがとうございました。
シン






