【RED WING】ソール補修 加水分解 Vibram#705

【RED WING】ソール補修 加水分解 Vibram#705

Nov 01, 2026

本日は、レッドウィングの「Beckman(ベックマン)」の修理をご紹介いたします。

 

一見すると、状態の良さそうなこちらのブーツ。

 

しかし、お持ち込みの理由はソールにありました。

 

旧ベックマンによく見られる、ハーフソールの加水分解です。

 

歩くたびにラバーがポロポロと崩れ、欠損も目立つ状態になっています

 

加水分解したラバーはベタつきが出ることもあり、アッパーに付着したり、床を汚してしまったりすることも。

劣化に気づいたら、早めの交換がおすすめです。

 

レザーソールを含めたソール交換も可能ですが、今回は前半分のラバーのみを交換していきます。

 

使用する材料は、主に2種類。

まずはこちら、オリジナルの雰囲気に近い「タンクハーフソール」。

Vibram Tank Half Rubber Soles

 

そしてもうひとつが、より厚みがあり、耐久性も期待できる「#705」です。

#705は本来、予めレザーソールに縫い付けて使用することが多い材料ですが、今回はベックマンの仕様に合わせ、

ラバー部分のみを交換する方法で修理を進めます。

Vibram #705

 

お客様のご希望は耐久性重視ということで、今回は#705をお選びいただきました。

それでは、仕上がりをご覧ください。

 

加水分解を起こしていたラバーを取り外し、新たに#705を取り付けました。

 

ラバーのウェスト部分は、レザーとの間に段差が出ないようにはめ込み、ステッチを掛け直してしっかりと固定しています。

また、#705は厚みがあり、曲がりにくい材料です。

そのため、剥がれを防ぐ目的で、釘による補強も施しました。

 

ソールに厚みは出ましたが、見た目の違和感もなく、自然に馴染んでいますね。

 

アウトステッチの色も、オリジナルに合わせて生成りを選択。

 

 

良い仕上がりになったのではないでしょうか。

久しぶりに履いたら、ラバーが劣化していて、外出先でソールが崩れてしまった……。

そんなお話を耳にすることもあります。

しばらく履いていない靴も、気づかないうちにソールの劣化が進んでいることがあります。

皆様がお持ちの靴も、ソールの状態は大丈夫でしょうか?

久しぶりに履く際には、ぜひ一度状態を確認してみてください。

 

皆様のご利用をお待ちしております。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

横浜店 山田