【RED WING】BECKMAN ベックマン つま先補修 フック交換

【RED WING】BECKMAN ベックマン つま先補修 フック交換

Aug 06, 2026

本日は、レッドウィング「Beckman(ベックマン)」の修理をご紹介します。

一時期は生産終了となっていましたが、数年前に待望の復刻を果たしましたよね。

 

言わずと知れたレッドウィングの人気モデルであり、ブランドを代表する定番ブーツ。

復刻の知らせを聞いたときは、嬉しく感じた方も多かったのではないでしょうか。

私自身もその一人でした。

まずは、お持ち込みいただいたベックマンの状態を確認していきます。

普段から丁寧にメンテナンスされているのでしょう。

アッパーは非常に綺麗なコンディションを保っています。

ソール・ヒールともに十分な厚みが残っており、全体としては交換の必要はありません。

また、修理の形跡も見受けられないことから、復刻後の比較的新しい個体かもしれません。

 

しかし、つま先部分をよく見ると、この部分だけ摩耗が大きく進行していました。

 

側面から確認すると、削れによってアウトステッチが切れ、ソールとの間に隙間ができていることが分かります。

 

今回は、このつま先部分を補修していきます。

 

こちらが修理後の状態です。

削れていた部分へラバーを継ぎ足し、十分な厚みを回復。

その後、オリジナルのステッチラインに合わせてアウトステッチを掛け直しました。

隙間もしっかり埋まり、自然な仕上がりになっています。

 

アウトステッチは、切れた糸の上から縫い直すのではなく、一度既存のステッチを丁寧に解いてから新たに縫製しています。

そのため、縫い目も綺麗に揃っています。

 

違和感のない仕上がりですね。

 

実はこの日、もう一足ベックマンの修理をご依頼いただきましたので、こちらもご紹介します。

お持ち込みいただいたのは新品のベックマン。

ご依頼内容は、アイレット上部のフック交換です。

レッドウィングがお好きな方ならご存じかもしれませんが、純正フックは裏側が「菊割り」になっています。

アイレット(ハトメ)も菊割りで取り付けられていますが、フックの方が出っ張りが大きい傾向があります。

そのため、この部分がタンに当たり続けることで擦れが生じ、最終的にはタンが破れてしまうケースも少なくありません。

 

個体差はありますが、特にフックの出っ張りが大きい個体では、タンへのダメージが出やすい印象です。

 

今回は、新品のうちに予防したいとのご希望でした。

ただ単にフックを交換するだけでは十分な対策にはならないため、

今回はタンへの負担を軽減できるよう、取り付け方法も変更しています。

 

こちらが交換後の状態です。

オリジナルより少し大きめのフックを使用しています。

このフックは、裏側をワッシャーで固定するタイプのため、

菊割りのような出っ張りや引っ掛かりが少なく、タンへのダメージを抑えることができます。

 

実際にシューレースを通してみても、見た目の違和感はほとんどなく、自然な印象です。

機能性と見た目のバランスが取れた、良い仕上がりになったと思います。

 

Attach New Shoe hook

 

もちろん、オリジナルの雰囲気を大切にしたいというお気持ちもよく分かります。

 

そのようなお客様のために、当店ではレッドウィング純正フックもご用意しております。

「色を変更したい」「フックが取れてしまった」といった場合も、お気軽にご相談ください。

なお、純正フックはオリジナル同様、菊割りでの取り付けとなりますので、あらかじめご了承ください。

ベックマンの修理やカスタムをご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。

皆様のご利用を心よりお待ちしております。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

横浜店 山田