【 RED WING 】レッドウィング ベックマン “9011” リッジウェイソール カスタム オールソール

【 RED WING 】レッドウィング ベックマン “9011” リッジウェイソール カスタム オールソール

Jan 02, 2024

 

2023年12月27日(水)〜2024年1月4日(木)の期間

ユニオンワークスは年末年始休暇を頂戴しております。

期間中は大変ご不便をおかけいたしますが

何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。

 

レッドウィングを代表するモデルの一つ、ベックマン。

定番のアイリッシュセッターと並び不動の人気を誇るモデルです。

 

その中でもこの9011、ブラックチェリーカラーは非常に人気。

私も初めて購入したベックマンは9011でした。

 

アウトソールはベックマンお馴染みのベックマンソール。

このソールが使用されている靴の中で

最も多いお修理方法と言っても過言ではないのが…

 

フロント部分に取り付けられたウレタンソールの加水分解。

旧品番のベックマンによく見られる現象です。

新品番のベックマンはウレタンソールから

ラバーソールへ変更されており

加水分解が起きにくい仕様になっています。

 

まだ酷く崩れてしまっているわけではありませんが

今よりもボロボロと崩れていくのは時間の問題。

崩れたウレタンソールはベタベタとした質感で

アッパーに付着すると黒く汚れてしまいます。

少しでも崩れたりヒビ割れが見受けられたら

早めのお修理をお勧めします。

 

トップピースは多少擦り減りが見受けられますが

まだまだ交換せずにお履き頂けそう。

今回はフロント部分のウレタンソールのみ

交換をすることでまたお履き頂けそうでしたが

オーナー様のご意向で別のソールへカスタムすることに。

弊社でストックしている材料からお選び頂き

オールソールさせて頂きました。

 

仕上がりがこちら。

 

Ridgeway Soles

使用したソールはダイナイトソールでお馴染みの

英国の老舗ソールメーカー『ハルボロラバー』社の

リッジウェイソール。

 

フィン状の細かいトレッドパターンを持つこのソールは

ダイナイトソールと比較し高いグリップ力を誇ります。

 

カジュアルなデザインはワークブーツなどとも相性もバッチリ。

耐久性やクッション性にも優れているので

ガシガシ履きたいカントリーシューズや

ワークブーツなどにおすすめのソールです。

 

トップピースにもリッジウェイヒール。

フロント部分と同様のパターンが入り

高いグリップ力を誇ります。

 

サイドビューはこのような仕上がりに。

 

オリジナルのソールよりも厚みを抑えている他

リッジウェイソールのパターンが外側には見えず

内側に控えているのでワークブーツながらすっきりとした印象。

ヒール部分はアウトソールとトップピースの間に

積み上げのレザーを入れ仕上げています。

ブロックヒール一枚で仕上げるよりも

上品な印象になりますね。

 

今回はベックマンソールから

リッジウェイソールへカスタムさせて頂きました。

オリジナルを再現するようにお修理することも可能ですが

他のソールへのカスタムを楽しめるのも修理の醍醐味。

カスタムも選択肢の一つに入れてみてはいかがでしょうか。

 

また弊社では様々なレッドウィングの

カスタムやお修理をお受けしております。

こちらからこの他の事例をご確認頂けますので

合わせてご覧下さい。

 

ご不明点ございましたら

どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。

 

皆様のご来店、心よりお待ちしております。

 

ありがとうございました。

 

青山店 中田