【 RED WING 】レッドウィング アイリッシュセッター “8875” ヒールアタッチ

【 RED WING 】レッドウィング アイリッシュセッター “8875” ヒールアタッチ

Jan 06, 2024

レッドウィングの定番アイリッシュセッター 、8875。

今でこそ世界的に定番のモデルとなりましたが

元々は875から派生して誕生した日本企画のモデル。

 

当時オレンジとブラウンの中間のような色味をしていた875。

しかし時代の流れとともに徐々に赤みがかった色味

(現在の8875のような色味)

のレザーが使われるようになり

その色味をしたアイリッシュセッターが日本で大ヒット。

 

しかし本国のレッドウィング社が

変わってしまった875の色味を発売当初の元の色味に戻すため

1990年代後半程から発売される875は全て

当時の色味に近いレザーに変更されてしまい

日本国内で人気だった赤みがかった875が手に入らなくなりました。

 

ですが日本国内では赤みがかった875の再販を待ち望む人々が多く

日本企画として赤みがかった875を8875として発売。

それからしばらくして本格のラインナップにも並ぶようになり

今ではブランドを代表するモデルの一つとなりました。

 

と話が逸れてしまいましたがここからが本題。

ソールの擦り減りが気になるとのことでお持ち込み。

 

ソールのフロント部分のパターンが少し擦り減っていますが

厚みはまだまだある状態。

 

大きな擦り減りが見受けられたのはヒール部分。

 

ミドルソール付近まで大きく擦り減っています。

今回はこのヒール部分をお修理させて頂きました。

 

仕上がりがこちら。

 

Sneakers Heel Pieces

擦り減っていたヒール部分にソールに近い色味

質感の材料を使用して補強させて頂きました。

 

よく見れば補強した跡がわかる程度。

着用してしまえばほとんど気になりません。

 

またソールの外周を整えているので

エッジの汚れが落ち綺麗になりました。

その際は荒いペーパーを使用するので

オリジナルの雰囲気を損なうことなく仕上げられます。

 

今回はレッドウィングの擦り減ったヒール部分を

補強させて頂きました。

擦り減りが見受けられたからといって

急いでオールソールする必要はありません。

何回かヒールの補強を繰り返した後で

オールソールをする選択肢もあります。

是非ご検討下さい。

 

また弊社では様々なレッドウィングの

カスタムやお修理をお受けしております。

こちらからこの他の事例をご確認頂けますので

合わせてご覧下さい。

 

ご不明点ございましたら

どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。

 

皆様のご来店、心よりお待ちしております。

 

ありがとうございました。

 

青山店 中田