レッドウィングのアイリッシュセッター8179。

ブランドを代表する6インチ丈のブーツです。

アウトソールはトラクショントレッドソール。

ヒール部分に擦り減りが見受けられ

ここまで擦り減っていたらお修理のタイミング。

Sneakers Heel Pieces

こちらではスニーカーと記載がありますが

レッドウィングのトラクショントレッドソールも

同じようにヒール部分のみ継ぎ足して

補強することも可能ですがオーナー様のご希望で

今回は別のソールへカスタムすることに。

弊社では様々なソールをストックしており

店頭にてご用意しておりますので

実際にお手に取ってご覧頂き

それぞれのソールの特徴などをお伝えして

どんなソールにカスタムするのか決めていきました。

Vibram #705

Vibram#705ソールでカスタム。

ホワイツなどによく採用されている仕様。

Vibram#700ソールと同じパターン、材質。

滑りにくく耐久性の高いソールです。

Vibram#100ソールなどと比較すると

パターンが控えめなので

一見グリップ力に心許なさを感じるかもしれませんが

シェブロン状のパターンがアスファルトを掴み

十分なグリップ力を発揮してくれます。

ソールを靴に張り込む前に剥がれてこない様予め

レザーソールにVibram#705を縫い止めた後

ソールを貼り込みアウトステッチをかけて

仕上げています。

トップピースはVibram#700。

Vibram#705に近いパターンなので相性バッチリ。

こちらも滑りにくく耐久性の高い材料。

Quabaug

ホワイツ同様にカバーグヒールでも相性良さそうです。

サイドビューはこんな感じ。

ブラックとブラウンのコントラストがたまりません。

ダブルレザーソール仕様なので

ボリュームのあるシルエット。

ですがアウトソールのパターンの凹凸が控えめなので

落ち着いた雰囲気にまとまっています。

ヒール部分は真っ直ぐ落ちるストレートではなく

カーブを付けながら括れさせるピッチドヒール仕様。

ヒール周りがスッキリした印象になります。

オリジナルトラクショントレッドソールと比較し

かなり無骨な印象になりましたが

ワークブーツながらどこか品のある佇まい。

どの角度も惚れ惚れする眺めです。

今回はオリジナルトラクショントレッドソールから

Vibram#705へオールソールさせて頂きました。

全く別のブーツに生まれ変わりましたね。

気温が高くなりブーツを履く機会が減るこれからの時期。

ブーツの出番が少ない今の内にカスタムやお修理をして

ブーツを履くシーズンになった時に気持ち良く

履けるようにしておきましょう。

また弊社では様々なレッドウィングの

カスタムやお修理をお受けしております。

こちらからこの他の事例をご確認頂けますので

合わせてご覧下さい。

ご不明点ございましたら

どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。

皆様のご来店、心よりお待ちしております。

ありがとうございました。

青山店　中田