レッドウィングの定番、アイリッシュセッター。

不動の人気を誇るモデルですね。

一見8875かと思う方もいらっしゃるかもしれませんが

こちらはヨーロッパ別注の8131というモデル。

8875のウィズがEウィズが基本なのに対し

こちらは細身のDウィズが基本。

ウィズ以外は特に変更点などはありません。

今回はソールの擦り減りが気になるとのことでお持ち込み。

フロント部分のパターンは擦り減り

ヒール部分も大きく擦り減っています。

ここまで履き込まれたらオールソールを

視野に入れても良さそうですね。

オーナー様のご希望をお伺いした結果

今回は別のソールへオールソールすることに。

仕上がりがこちら。

Vibram Tank Unit

今回使用したソールはVibramタンクユニットソール。

Vibram#100に近いパターンが特徴的。

見た目はほとんど変わりませんが

Vibram#100と比較すると

今回使用したVibramタンクユニットソールの

パターンの凹凸はやや浅め。

ですがグリップ力や耐久性は十分にあります。

Vibram#100と違う点としてはトゥからヒールまで

ソールが一体になっているユニットタイプという点。

Vibramタンクユニットソールの場合は

アウトステッチやマッケイがかけられないので

ミドルソールまでステッチをかけた後は

ミドルソールにVibramタンクユニットソールを

接着して取り付けていきます。

Vibram#100と比較しアウトステッチをかけず

接着のみで取り付けられている

Vibramタンクユニットソールの方が

ペロンと剥がれる可能性があるというデメリットがありますが

次回のオールソールは基本的にはアウトソールのみの交換で

済んでしまうというメリットもあります。

ユニットソールタイプなのでヒール部分は

トップピースを外して交換、というわけではなく

ある程度すり減って来たら

Vibram Tank Lite

元のソールに近い材料をソールにはめ込んで

仕上げることができます。

サイドの雰囲気はガラリと変わりました。

レッドウィングの別モデル、8175に近いようなイメージ。

トラクショントレッドソールも良いですが

こちらのソールも良い雰囲気ですね。

今回はレッドウィングの

オリジナルトラクショントレッドソールを

Vibramタンクユニットへカスタムさせて頂きました。

ソールが擦り減りオールソールを検討する際は

別のソールへカスタムする選択肢を入れてみると

より一層楽しくお履き頂けるかもしれません。

是非ご検討下さい。

また弊社では様々なレッドウィングの

カスタムやお修理をお受けしております。

こちらからこの他の事例をご確認頂けますので

合わせてご覧下さい。

ご不明点ございましたら

どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。

皆様のご来店、心よりお待ちしております。

ありがとうございました。

青山店　中田