ウエスタンブーツ ソール交換

ウエスタンブーツ ソール交換

Feb 28, 2023

2月も最終日となりました。本日はお仕事の方が多いのでしょうか。

私はというとお休みの為、サウナにでも行ってこようかと思っております。

 

サウナと言えば、先日サウナ用CBDオイルなんて物を試してみました。

サウナ用CBDオイルとは自律神経を整えるサポートをしてくれ、

更なるリラックス効果を実感できるという代物。

試してみた結果はというと。。『めちゃくちゃ良い!』

リラックスしすぎて外気浴中に涎垂らしてました笑

気になる方は是非試してみて下さい。

 

サウナの話は以上でここからが本題。

 

修理のご紹介です。

ご紹介するのはこちらのウエスタンブーツ。

 

アッパーも全体的に状態良さそうですし、

 

ソールにも事前補強がされていて交換のタイミングではありません。

 

今回のご相談はというと、履いているとキュッキュッと音が鳴るという事。

いわゆる音鳴りというやつです。

 

音鳴りの症状は明確な原因を断定しにくく、

可能性の高い箇所から一つずつ潰していくという方法になります。

 

芯材とアッパーの擦れ、インソールと中底の擦れ、アウトソールとコルクの擦れなど、

様々な原因がございます。

 

今回のケースは、

お客様から伺ったお話と店頭で履いて頂き確認した感じで、

恐らくシャンク割れが原因の可能性が高いと判断致しました。

 

ソール交換をしてシャンクも新しいものに代えます。

 

ウエスタンブーツのソールの特徴として

ソールのウェスト部分は木釘で固定されていることが多いです。

 

このブーツは木釘と鉄釘両方使っているみたいです。

外側を鉄にして、内側は木釘になっていますね。

強度が出るので理に適っています。

 

踏まずから前はアウトステッチをかけ、ウェスト部は釘留め。

 

こうすることによってソールの張り出しを抑え、

ボールジョイントからウェストにかけて綺麗なくびれを作ることができます。

 

そうそうウエスタンブーツといえばヒールも特徴的なものが多いですよね。

今回のブーツも特徴的です。

高めの設定のヒールハイトに、エッジの効いたテーパード。

 

以上の点を踏まえて、ソール交換をしました。

仕上がりはこちら。

 

ボールジョイントからウェストにかけての綺麗なライン。

 

ギリギリまでウェストを絞りました。

 

ソールのウェスト部にはもちろん釘を使用。

分かりづらいですが、オリジナル通りに木釘と鉄釘を併用しています。

 

ヒールは高さを出し、キツめのテーパーをかけました。

こちらもオリジナル再現致しました。

 

ハーフラバーも貼ったので、今後はこちらの交換で長く履けますね。

 

クオリティの高い仕上がりになったのではないでしょうか。

シャンクもしっかり交換したので音鳴りも解消したはずです。

 

皆様のご利用お待ちしております。

 

最後までお付き合い頂き有難うございました。

 

青山店 横浜店 山田