【 RED WING 】レッドウィング カスタム Vibram #700

【 RED WING 】レッドウィング カスタム Vibram #700

Aug 20, 2022

レッドウィングの8179。

875や8875、8173などと並ぶ定番モデル。

タンには四角犬タグ。ヴィンテージです。

履いてしまえば見えないのですが

私はこのタグにロマンを感じます。

レッドウィング好きな方なら

殆どの方が頷いてくれているはず。

この年代のブラッククロームレザーに見られるのが

革の断面が黒ではなく茶色の物。所謂『茶芯』。

芯まで黒く染色されておらず

着用を重ね革の表面が擦れたりしていくと

茶色くエイジングしていく様は堪りません。

一概に茶芯と言っても茶芯の濃さみたいな物があり

濃い茶芯や薄い茶芯

更に薄いと灰芯なんて呼ばれたりします。

こちらは灰芯よりの茶芯に入りそうですね。

アウトソールはオリジナルのトラクショントレッドソール。

ヒールがややすり減っているので

https://www.union-works.co.jp/repair/vibram-sole-heel-attach/

このようにヒール部分のみを補強しても良さそうですが

オーナー様は今回はアウトソールのカスタムをご希望。

オーナー様に様々なカスタムを提案しつつ

最終的に私のおすすめの仕様でカスタムさせて頂きました。

Vibram #700

オリジナルトラクショントレッドソールから

セパレートタイプのソールVibram #700へオールソール。

Vibram #100などと比較すると

パターンの凹凸はそこまでありませんが

シェブロン状のパターンが高いグリップ力発揮。

しっかりとアスファルトを掴んでくれます。

滑りにくい方が良いけど凹凸があるソールはちょっと…

という方に是非おすすめです。

トップピースもVibram #700。

セパレートタイプになり

ヒールの修理も綺麗に仕上がります。

このカスタムの1番の拘りはサイドの雰囲気。

ウェルトとアウトソールの間にレザーミドルソールを入れ

アウトソールとトップピースの間にも

レザーを数枚入れました。

形状はストレートではなく

カーブを付けながら括れさせるピッチドヒール仕様に。

スッキリとした印象になりますね。

新たに入れたレザー部分は全てブラウンに仕上げ

ワークブーツながらもエレガントな佇まいに。

ブラックとブラウンのコントラストが最高です。

今回はレッドウィングの定番

アイリッシュセッターのカスタムでした。

もちろんオリジナルに近い仕様にするため

Vibram #4014

Vibram #4014へオールソールするのも良いですが

気分を変えるため今回のようにカスタムすることも

靴を長年愛用していく中での

楽しみ方の一つではないでしょうか。

今履いている靴の雰囲気を変えてみたいけど

どんな方法があるかわからない…

なんて方はどうぞお気軽にご相談下さい。

皆様のご来店、心よりお待ちしております。

ありがとうございました。

青山店 中田