
batakさんより、別注コートが届きました。
今回ご用意したのは、3年前にも一度展開しました




【Town Classic Coat】 Grey Herringbone

デザインの着想源となったのは、映画『ファントム・スレッド』。
1950年代のロンドンを舞台に、オートクチュールの仕立て屋レイノルズ・ウッドコックが劇中で着用していたコートをサンプリングしています。
物語はもちろんですが、クラシックな英国服の着こなしや仕立てを見るだけでも楽しめる作品です。
まだご覧になっていない方はぜひ。
デザインは、


ノッチドラペルにラグランスリーブ


大きなパッチ&フラップポケット。

そして、ターンナップカフ。
どこかゆったりとした、大人らしい余裕を感じさせるディテールが特徴です。
クラシックな佇まいの中に、ほどよく力の抜けた雰囲気があります。
この絶妙なバランスが、このコートの魅力です。

そして今回、特にご覧いただきたいのが生地です。
使用しているのは、英国産の羊毛を国内で織り上げたヘリンボーンツイード。
一見するとオーソドックスなヘリンボーンですが、近くで見るとところどころに白っぽく、硬い毛が混じっています。
これは「ケンピ」と呼ばれる、羊毛の中に含まれる太く硬い毛。
かつてのハリスツイードなどでは比較的よく見られましたが、均一で整った生地が主流となった現在では、こうした表情を持つツイードはずいぶん少なくなりました。
今回の生地は、そんな昔のツイードのアーカイブをもとに、日本で再現されたもの。
あえてケンピを残すことで、少し粗野で、乾いたような質感と、昔ながらのツイードらしい奥行きのある表情が生まれています。
少し不揃いだからこそ格好いい。
ヴィンテージのツイードがお好きな方には、特に惹かれる生地ではないでしょうか。

ウェイトは約500g。
ツイードらしい存在感がありながら、重厚すぎないコート地として非常に使いやすいウェイトです。
関東の冬であれば非常に使いやすく、ジャケットやニットの上から羽織る冬のコートとして過不足なくお使いいただけると思います。
いわゆる有名生地ブランドのネームが付く生地ではありませんが、今回重視したのはブランドネームではなく、生地そのものの表情とクオリティ。
生地、仕立て、デザイン。
それら全てを含めて考えると、非常に魅力のある一着に仕上がっています。
最後に着用イメージを何枚か。
177cm / Size 40 着用



生地をたっぷりと使った、ゆとりのあるシルエット。
肩まわりにも余裕があり、見た目以上にリラックスした着心地です。
ジャケットやスーツの上に合わせればクラシックに。
ニットやデニム、チノパンの上からに羽織れば、力の抜けた雰囲気になります。
ドレスアップにもドレスダウンにも対応できるので、冬のワードローブの中心として自然と手が伸びるコートだと思います。

個人的に襟を立てて羽織るのもオススメです。
少し表情が変わり、より英国らしい雰囲気を楽しんでいただけます。

【batak】Town Classic Coat
Material : Blisstex Tweed
Size : 36 / 38 / 40
Price : ¥176,000(tax in)
ユニオンワークス各店、オンラインストアにてご覧いただけます。
各サイズとも数着ずつのご用意となります。
写真ではなかなか伝わりきらない生地の質感や、たっぷりとしたシルエットをぜひ実物でご覧いただきたいコートです。
ありがとうございました。
横浜店 シン






