今回ご紹介するお靴はこちら

J.M.WESTONの名作598ハーフハントダービーです。

ご自身でつま先を補修されたそうなのですが、なかなか上手くいかず目立ってしまうとのことでお持ち込みいただきました。
補色剤は市販されていますが、調色無しで塗ると色味の差が出てしまいます。

直したつもりが、逆に目立ってしまうというケースが多々ありますので注意が必要ですね。
塗り重ねている状態なので凹凸が見受けられます。
ですが!
ご安心ください。
塗り重ねられた塗料を全て剥がし、最小限での補修が可能です。

まずはクリーナーで塗料を落として、

軽くヤスリとパテ埋めをします。

そして、色を調合して着色。
【仕上がりはこちら】


仕上げは乳化性クリームで全体をポリッシュ。

だいぶ目立たなくなったのではないでしょうか。
キズ補修は素材や部位により、補修が難しいケースもありますが、
可能な限り満足いただけるよう仕上げますので、気になる靴をお持ちの方はまずご相談ください。
ありがとうございました。
銀座店 滝口





