銀座店の滝口です。
キズの補修をご紹介します。
今回はエドワードグリーン のサイドエラスティックシューズです。
アクシデントにより、右足のつま先に板状の物が乗ってしまったようです。
痛々しい状態ですね…。
かなりキズが深かそ～…。
あれ？
アッパーは潰れていますが、削れたようなキズは無さそう！
着色料を使わずにクリームとワックスのみで仕上げれるかも…
まずはクリーナーを使い革をスッキリさせて、
潰れている革を平らに戻したいので、少しずつ水分を与えて湿らせます。
水を含んでふっくらした状態で、アッパーをマッサージ
ライニング側から押し当てたり、色んな角度から平らになるよう革を動かしていきます。
今回はキズが無い状態なのでパテ埋めは必要ないですね！
ある程度整ったのではないでしょうか？
革の油分や色が抜けているので、乾かしてからクリームで色を整えていこうと思います。
今回使ったクリームはモウブレイのロイヤルクリーム
とても使いやすいクリームです。
クリームの解説はこちらへ↓
最後の仕上げでアンティーク風にする為、サフィールのワックスも少し使用しました。
【クリーム+ワックス後がこちら】
完全に跡がなくなっている訳ではありませんが、だいぶ目立たなくなったと思います。
この仕上げなら他の部分と差も出ず、ナチュラルにエイジングしていきますね。
アクシデントのキズはショックだと思いますが、出来る限り革の質感を合わせて補修いたします。
お困りな靴がございましたらご相談ください。
ユニオンワークス 銀座店 滝口
