銀座店の滝口です。

キズの補修をご紹介します。

今回は トレーディングポストのパンチドキャップトゥのキズです。

左足のつま先、引っかけたのかエグれキズが出来ています。

また、全体的に乾燥しておりワックスのムラもあるので、クレンジングをしてからの補修がオススメです。

固まっているクリームや、鏡面磨きのワックスを落としていきます。

ツーフェイスローションとワックスクリーナーを使用しました。

右足がクレンジング済み、左はノータッチ

結構左右で差が出ますね！革もスッキリしてサラサラしてます。

ここからはキズ補修の工程

エグれている部分はキズが深いので、革専用のパテ埋め剤を使い整えます。

パテが乾燥したあとはヤスリがけをし、荒い番手から細かい番手まで、なるべく分けてヤスリます。かけ過ぎると芯材が出てくるので注意が必要です。

【色の調合】

色合わせが1番大切な作業です。

キズ補修後がこちら

完全にキズがなくなっている訳ではありませんが、だいぶ目立たなくなったと思います。

なるべく革の質感を変えずに、違和感なく仕上がったのではないでしょうか。

ここからワックスを使い、つま先から踵にかけて流れるように鏡面磨きをします。

出来上がりはこんな感じ

色味が鮮やかに蘇りましたね！

クリーナーで強くこすってしまうと着色部分が剥がれてしまうのでご注意ください。

アクシデントのキズはショックだと思いますが、出来る限り革の質感を合わせて補修いたします。

お困りな靴がございましたらご相談ください。

ユニオンワークス 銀座店　滝口