
【SMYTHSON】スマイソン ハンドル補修 ライニング補修 2way ショルダーバッグ トート
【SMYTHSON】スマイソン ハンドル補修 ライニング補修 2way ショルダーバッグ トート
Aug 25, 2026
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- SMYTHSON
- BAG & OTHERS REPAIR
本日はバッグの修理をご紹介します。
今回お持ち込みいただいたのはこちら、「SMYTHSON(スマイソン)」のバッグです。


ショルダーストラップとハンドルのどちらも使用できる、2WAY仕様となっています。
今回修理する箇所は、大きく分けて2箇所です。
1つ目はハンドル部分。

まずは状態を確認していきます。
使用に伴い、ハンドル内部の芯材がずれてきています。


根元にもダメージが見られます。


また、上部も不自然な曲がりが生じています。

コバ部分は仕上げ剤が剥がれ、部分的に剥離が起きています。

そして2つ目はライニング(裏地)。
片面のみですが、両サイドに部分的な擦れと破れが生じています。

このまま使用を続けると、穴が開いてしまうのも時間の問題といった状態です。

今回は、こちらの2箇所を修理していきます。
まずはハンドルから。
表面とライニングを縫い止めている糸を解き、開いていきます。

続いて、ハンドルを本体に固定しているステッチも外し、本体から取り外します。


ハンドル内部を確認してみると、芯材の上部が割れており、そのまま再利用するのは難しい状態でした。
こちらも新しいものへ交換します。

先ほど見られた不自然な曲がりも、芯材の破損が原因だったようです。

さらに確認していくと、ハンドルのエンド部分から芯材までの距離が左右で異なっており、
片側だけ大きく伸びてしまっていることも分かりました。


ステッチを解いて開いたオリジナルのハンドルを型としてトレースし、
伸びてしまった分を調整したうえで、新しい革を切り出します。
その後、部分的に芯材とライニングを当て、縫い込んでいきます。

新しく用意した芯材を包むように縫い込み、最後にコバを仕上げれば、ハンドルの完成です。



同じ工程でハンドルを2本製作し、本体へ縫い止めていきます。



ここまでで、ハンドルの修理は完了です
あとはトップラインを縫い止めれば完成ですが、その前にライニングの修理に取り掛かります。
ライニングと表地を、サイドの縫い割り部分までしっかりと解いていきます。
その後、薄く漉いた革を短冊状にカットし、破れている箇所へ貼り付けたうえで、上下を縫い留めます。
今回は補修素材として布ではなく革を使用しました。
革のほうが耐久性に優れているためです。
また、補修した部分が表面に響かず、バッグ自体が重くなりすぎないよう、できる限り薄く漉いた革を使用しています。
上部はオリジナルの革に沿って縫い止め、下部は既存のステッチと同じラインで縫い直しました。
仕上がりも比較的自然に馴染んでいます。


最後にサイドの縫い割りを縫い直し、トップラインも元通りに縫い止めれば修理完了です。

仕上がりはこちら。
まずはハンドルから。
革本来の張りが戻り、芯材のズレもなくなりました。
コバも整い、根元に見られた剥がれもきれいに修復されています。







続いてライニング。
オリジナルのステッチ穴を再利用し、両サイドもしっかりと解いてから再び縫い割りを行ったことで、
補修部分だけが浮くことなく、全体として一体感のある仕上がりになっています。




今回も、良い感じに仕上がったのではないでしょうか。

ユニオンワークスでは、靴の修理はもちろん、バッグや革小物などの修理も承っております。
「これも修理できるだろうか?」というものでも、まずはお気軽にご相談ください。
皆様からのご相談をお待ちしております。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
横浜店 山田






