【TRICKER’S】トリッカーズ STOW ヴィンテージスチール ダヴテイル

【TRICKER’S】トリッカーズ STOW ヴィンテージスチール ダヴテイル

Jan 01, 2025

12/30(月)〜1/8(水)までの期間、ユニオンワークス全店お休みとなっております。

ご利用予定の方、お気をつけ下さい。

 

クリスマスが終わったら直ぐにお正月。

忙しないですね。

でもこの時期は、普段なかなか会えない親戚や友人にも会えるので結構好きです。

毎年、年末年始はゆっくりしようなんて思ったりしますが結局そうはいかない。

忙しないのが僕にとっての正月のようです。

とりあえずポチ袋買わなきゃ。

 

ここからは修理のご紹介です。

トリッカーズのカントリーブーツ。

 

ダブルのレザーソール使用。

 

ソールが分厚いので反り返り、クセがつくまで爪先の削れるスピードが早いです。

 

ヒールに関しても靴自体が重いので割と削れ易い。

特に純正はそこまで厚みのあるトップリフトではないので、尚更はやく感じるかも知れません。

 

今回はソールの爪先とヒールの補修。

 

先ずは爪先。

スチールの取り付けを行いました。

 

削れている箇所をレザーで補填。

ソールの厚みと外周を整えた後にスチールを取り付けております。

Vintage Steels

 

お次はトップリフト交換。

オリジナルは向かって右のアローヘッド(シェブロン)と呼ばれるパーツが付いています。

左はダヴテイル。

Arrow Head

Dove Tail (ENGLAND)

 

今度は向かって右がダブテイルの側面、左がシェブロン。

厚みが全然違うんです。

当たり前のことですが同じようなゴム質ですと厚みのある方が長持ちします。

現行のレザーソール仕様のカントリーブーツはアローヘッド(シェブロン)が使用されていますが、

過去にはダヴテイルが使われておりました。

つまりダヴテイルもカントリーブーツと相性が良いわけです。

 

今回は雰囲気崩さずに持ちを良くしたい。

ダブテイルをお勧めいたしました。

 

厚みの差は積み革を削って調整。

ヒールの高さは元と変わらないように仕上げました。

 

良い感じに仕上がりました。

 

爪先もヒールも強度が増しました。

これでよりガシガシ履けますね。

 

ユニオンワークスでは靴の修理の他、バッグ、革小物などの修理も承っております。

是非ご相談下さい。

 

最後までお付き合いいただき有り難うございました。

 

横浜店 山田