今回ご紹介するのはこちら。

オールデン#3917 カーフのアッパーを採用したキャップトウブーツ｡

お客様曰く、かなり酷使されたみたいです。

アッパーのキズなども目立ちますが、ソールについてはつま先部分に歪みがあったり、

ヒールも削れ積み上げのラインも歪み、過去の補修跡も見えるような状態に。

アッパーはキズやスレ、

全体的な乾燥が気になるとのことでした。

今回のお修理で“可能な限りキレイにしたい”とのことでしたので、オールソールとアッパーのケアをしていきましょう。

仕上がりがこちら。

Leather All Soles　Plan B

純正通りレザーソール(Bプラン)、

Middle Soles

ダブルソール仕様でオールソールいたしました。

細かいところまで純正仕様を再現しております。

このようなこだわりが、全体的に見た時の完成度の高さにつながります。

Vintage Steels

また、つま先にはヴィンテージスティールをつけてバッチリ補強。

サイドから見てもキレイに仕上がっております。

今回はウェルトの劣化により、再利用が困難であったためウェルト交換も行なっております。

続いてアッパー。

キズについてはあえて補修はせずに自然な仕上がりに。

シャフト部分も色が入り革もしなやかになって、シワの雰囲気もイイ感じです。

全体的に見ても黒々しく自然なツヤになり、紐も交換したことで引き締まった印象になりました。

弊社はイギリスのイメージが強いと思いますが、オールデンのお修理も非常に多くご依頼いただいております。

国やブランド問わずお受けしておりますのでお気軽にご相談ください。

ありがとうございました。

青山店　網本