【WOLVERINE】 レディース ウルヴァリン 1000MILE BOOT ソールリペア シューケア
【WOLVERINE】 レディース ウルヴァリン 1000MILE BOOT ソールリペア シューケア
Jan 01, 2024
- CATEGORY
- LADIES REPAIR
- Boots
ウルバリンを代表する一足の“1000マイルブーツ”
その名の通り1000マイル(約1609km)歩いても壊れないという堅牢さがあり、なおかつそれだけの距離を歩けるほどの履きやすさも兼ね備えたブーツ。
これらのブーツはメンズのイメージが強いですが、今回はレディースのモデルをご依頼いただきましたのでご紹介いたします。
以前にもラバーを貼り、かなりハードにお履きになられていた模様。
このようなブーツはちょっと大胆に履いた方がかっこよくなっていきますね。しかし、このままではつま先部分からラバーが剥がれ始め危ない状況です。
つま先部分のみの剥がれでしたら部分補修も可能です。
今回は他にも剥がれかかってる箇所がありましたのでハーフラバーを貼り替えます。
ヒールの厚みはまだ残っていますが、これを機に新しくしたいとの事でしたので交換いたします。
続いてはアッパー
全体的な乾燥と色が抜けている状態。
長く履くためにもアッパーにケアは非常に重要なので今回はアッパーのケアも行います。
仕上がりがこちら
ソールにはハーフラバーを貼ると同時につま先にスチールを着けております。
ハーフラバーのみですとすり減りが早かったり、再度剥がれてしまう恐れがありますので、スチールをつけておくと安心してお履きいただけます。
ラバーとスチールの間に段差が出ない仕上がりでなるべく履き心地に違和感ないように仕上げております。
トップピースはホワイツなどのブーツメーカーでも純正パーツとして扱われているカバーグヒールに交換しております。
MADE IN U.S.A
耐久性があることはもちろん、中央が空洞になっていることによりクッション性もあり優れたパーツです。ソールカスタムする際にお選びいただくことも多い万能なパーツです。
続いてアッパー
今回はお客様のご希望により、あえて色は入れずにニュートラル(無色)のクリームで仕上げております。
Before
After
革が乾燥していた状態でしたので色抜けも目立っていましたが、しっかりと保革されることにより色が蘇り自然かつ素晴らしいエイジングのブーツに仕上がりました。
これからも変わらず、ガシガシ履き込んでいただきたいですね。
ブーツのケアについてですが、「ブーツだから磨かない」とおっしゃる方が稀にいらっしゃいますが、それは“磨く=光らせる”と思われているのではないでしょうか。ブーツも革なのでケアし保革しながら履かないと劣化を早めてしまうリスクがございます。
お任せいただければ、その革にあったケア方法でケアいたします。また、どのようなエイジングにしたいかご希望があれば近づけるように行いますので、ぜひご依頼お待ちしております。
ありがとうございました。