革靴ユーザーにとって雨によるトラブルは皆さん経験あるかと思います。

中でも多いのがアッパーの雨シミ。

表面に白く出てくるシミや

革の内部に汚れが溜まり、凸凹してしまうものがございます。

シューケアで使用するリムーバーなどで白いシミを拭き取ることはできますが、濡れると再度発生してしまい根本的な解決にはなりません。

この場合はアッパーを水で均一に濡らし洗うことでシミの除去や軽減ができます。

クリーニングしていきましょう。

続いてソール。

つま先部分の減りが気になりますので

合わせてお修理していきます。

仕上がりがこちら。

Cleaning

ボコボコしたシミや白くなっていたシミはキレイになり、色も深く引き締まった印象に。

革本来のしなやかさが戻り、コンディションが良くなりました。

before

after

before

after

before

after

比較していただくと仕上がり後の変化がよく分かるかと思います。

雨シミは見た目はもちろん、革靴を長く履いていく上でも良くないので早めの対処をオススメします。

最後にソールのつま先部分の仕上がりを見てみましょう。

Rubber Toe Tips

ソールの減った部分をラバーで継ぎ足し厚みを戻しております。

レザーに比べ耐久性が高いので、消耗が早く感じる方にはオススメです。

また、黒いコバの場合サイドから見ても目立ちにくいかと思います。

今回はシミ抜きのクリーニングをメインにご紹介いたしました。

急な雨に打たれシミになってしまった場合でも、その後の対処次第ではキレイに戻りますのでお気軽にご相談ください。

皆様のご来店お待ちしております。

ありがとうございました。

青山店　網本