銀座店の滝口です。
キズ補修をご紹介します。
クロケット＆ジョーンズのセミブローグシューズ
つま先がガリっと削れています。これはショックですね…。
メダリオン部分でなかったのが、幸いでしょうか。
CAP部分の色の差も見受けられます。
☆下地処理が肝心☆
キズの深さや大きさによって補修方法がいくつかありますが、
今回は削れた部分の革が陥没している状態なので、パテ埋めやヤスリがけが必要です。
パテ埋め後なるべく、つま先の形を変えないようにヤスリがけで整えていきます。
ヤスリがけした状態のままクリームを塗ると水分や油分を吸ってしまい、黒ずんでしまうので革専用の着色剤を使用して色を塗っていきます。
【色の調合】
色合わせが1番大切な作業です。
着色後がこちら
毛穴感や、色の濃淡などを意識して補修しました。
革の質感を合わせて仕上げております。
今後は乳化性靴クリームで磨いて問題ありません。
クリーナーで強くこすってしまうと着色部分が剥がれてしまうのでご注意ください。
気をつけていても、つま先はキズ付きやすい場所なので、お困りな靴がございましたらご相談ください。
ユニオンワークス 銀座店 滝口
