横浜店にて委託販売を始めてから1ヶ月が過ぎました。
オンラインストアはコチラから
https://unionworks.stores.jp/?category_id=658643b6d397ae468f34fa68
喜ばしい事に反響も多く、続々とお預け頂いては巣立つの良い循環が生まれつつあります。
委託販売を始めた背景には革靴の価格高騰もございます。
少しでも多くの方に革靴を履いて頂き、良さを知ってほしい。
日本の革靴文化の存続、ひいては発展。
お客様とお客様を繋ぐハブになりたい。
微力ではありますが、革靴の輪を広げる一助になれれば幸いです。
それではここからは修理の紹介です。
前回はDIMISSIANOS&MILLERのサンダルでしたが、今回もサンダルの修理紹介になります。
手を加えるのはこちらのグルカサンダル。
パラブーツのPACIFICですね。
適度にゆとりがあるシルエット、柔らかなソール。
ついついヘビーユースしてしまう履き心地の良さがあります。
サンダルの多くは軽やかな履き心地を優先するためか、
接着でのみソールが取り付けられている、所謂セメント製法で造られている事が多いです。
このサンダルもセメント製法が採用されています。
ソールを縫い留めない分ソールの反り返り、馴染みが良いのは間違い無いです。
しかし長く履いていると、、、
この様に剥がれてくる事もしばしば。
このまま履いていると悪化してきそうですね。
ソールの再接着も可能ですが再発の恐れがございますので、
今回はソール交換をして中底とソールを縫い留める事にしました。
Before.Afterはこちら
Before
After
ソールはオリジナルの色、履き心地の近さを考えイミテーションクレープを採用しました。
しっかりマッケイで縫っている為、剥がれ難くなりました。
中底に走っているステッチは新たに作った中敷きで覆い、見た目、足当たりの変化をカバーしています。
爪先の剥がれもバッチリ直りましたね。
コバもシャキッとしました。
引きで見ても違和感ない仕上がりです。
これから使用頻度の増えるサンダル。
まだシーズン本番に間に合います。
お修理、メンテナンスを検討されてみてはいかがでしょう。
皆様のご利用お待ちしております。
最後までお付き合い頂き有り難うございました。
横浜店 山田