先週に引き続き、渋谷店にて販売中のデッドストック品のご紹介です。
今回はかなり古めのチャーチです。


Colour : Brown
Material : Calf
Size : 65(6 1/2)
Width : E
Last : 82
Price : ¥242,000 (¥220,000 + Tax)
Accessories : Trees, Box, Laces


John Plantというネームが入っております。
詳細は分かりませんでしたが、John Plant1875という刻印の入った他メーカーの靴の画像を見つけることは出来ました。
おそらく靴屋さんでしょうか、そこへ向けて作られた物なのだと思われます。

それではディテールを見ていこうと思います。
靴自体はおそらく50~60年代頃のものと思われるのですが、
奇跡的といっていいくらい大変綺麗な状態です。
この靴で使われているラストは82というもの。
ボリュームのあるラウンドトウが特徴です。

今では当たり前のように行われている濃淡をつけたアンティークフィニッシュではなく、
ぺったりとした均一な色合いの赤みがかったブラウン。
私としてはイギリスの茶色と言えばこの茶、と思う色です。
また、私の知る限りでは、
アンティークフィニッシュは80年代にエドワードグリーンを立て直したジョン・フルスティック氏が行い始め、
定着していったという認識があるのですが、
それを考えると最低でもそれ以前の年代の靴ということが読み取れるのではないかと思います。
ウエルトのウィーリング(ギザギザ模様)もここまでしっかりと入るものは後年なかなか見られなくなってきます。

コバもつるっと綺麗な仕上げ。
適度なツメも入っております。
(上下端にある、ややプクッとした張り出しのこと)

サイドヴューも大変美しく、足にビタッとフィットしそうだなと思わせるフォルムです。


かかと周りの丸みのあるフォルムも素晴らしいです。
現代からの目線で見ると、ビスポーク靴の様な佇まいで、
これがレディメイドのスタンダードなのかと思うと驚きます。
今ほど効率的ではなかったのでしょう。当時はこのような仕上げになるのが必然だったのかなと想像します。

次にソールを見ていきます。
ヒールまでオールレザー。

都市表記の無いチャーチの刻印となりますので、
このあたりからも前述の年代頃かと推測できます。
外周部のウイールの仕事も見事です。

このウエスト部分に入る刻印も良いですね。
ヒールの釘も迫力があり雰囲気抜群です。
実用という面では、現在の路面だと滑ってしょうがないでしょうけど・・・。

最後に付属品をみてまいりますが、
こちらのツリーが付属します。

ヒンジのパーツが雰囲気ありますね。
マイナスのネジも当時の年代を物語っています。

裏には対応するラストナンバーが入っており、当時のオリジナル品確定かなと思います。
ハーフサイズの展開があったのか、無かったのかは分かりませんが、サイズは6となっています。
靴に入れた感じはまったく問題ありません。

ツリー単体でも販売できそうなほど。めちゃくちゃカッコいいツリーです!

オリジナルの箱ではないですが、大変年代を感じるシールの付いた箱と、
スペアの紐が付きます。

現状はこのような紐になっております。
と、そろそろこの辺で終わりたいと思いますが、
まだまだお伝えしきれない魅力がたくさんございます。
画面では伝わらない質感もございますので、
これ以降はぜひ店頭で。
個人的には資料用としてミュージアムクラスでもいいのではないかと思う1足。
仮に自分の物だとしたら履けません。
こんな靴が渋谷店にはごろごろ置いてありますので、
お好きな方はぜひ見にいらしてください。
今週も土曜、日曜、11:00~19:00で営業いたします。
皆様のご来店お待ちいたしております。
こちらの商品はオンラインストアでも販売いたしております。
ご興味ございましたら是非そちらもご覧ください。
宜しくお願いいたします。
花田






