本日ご紹介するのはトリッカーズのソール交換。
Shipsさんの別注モデルですね
お客様のご要望は
「この靴をVibramタンクソールで張り替えたい。」
問題無くタンクソールで張り替えは可能ですが、
まだ新品の靴でしたので、先ずは選択肢として元のソールを活かす方法もご提案。
オリジナルのレザーソールに上記のパーツを張る事で、
元のパーツを活かしつつ、ラバーソールを楽しむ事が可能です。
「この方法だと踵周りのボリュームが出なくないですか?」
そうなんです。
オーソドックスなカントリーシューズはウェルトがぐるっと一周巻いてあるので
踵周りもソールにボリュームがあります。
今回お預かりのトリッカーズはウェルトがウェストまで巻かれていて
踵周りはハチマキが取り付けられています。
これによって踵周りのステッチを省き、張り出しを抑えているんですね。
丁度前回お話しした仕様です。
Vibramタンクソールを使用したい、踵周りもボリュームを出したい。
お客様の仕上がりイメージが明確なので、
あとはしっかりとイメージに近づけるように擦り合わせていくだけです。
前回のブログではオリジナルの張り出しに近づけるためにハチマキを交換しましたが、
今回はオリジナルより張り出しを出すために交換していきます。
仕上がりはこちら
Before
After
今回はソールとヒールが一体になっているソールにて交換しました。
接着の相性を考慮してミドルソールにはラバーを使用。
Before

After
ハチマキの張り出しを広げ、踵周りにもアウトステッチをかけました。
ボリュームが出て安定感も増しました。
イメージ通りの仕上がりになったのではないでしょうか。
こんな感じにできないかな?
漠然としたイメージでも大丈夫です。
ご提案するのも僕らの仕事ですので、一緒にイメージに近づけていきましょう。
お気軽にご相談下さい。
皆様のご利用お待ちしております。
最後までお付き合い頂き有難うございました。
青山店 横浜店 山田