Brown Shoes and Boots

Brown Shoes and Boots

Nov 15, 2014

「茶色は面白い」

一言で茶色といっても、

こげ茶、赤茶、薄茶、なんてよく耳にするものや、

江戸茶、雀茶なんていうものから、桧皮色(ひわだいろ)、土器茶(かわらけいろ)、

なんて、聞いたことないような茶色が調べると沢山ありました。(もっともっと沢山ありました)

英語だと、ライト、ミディアム、ダーク。とか、

チェスナット、マロン、タン、マホガニー。なんて、やっぱり沢山あります。

日本語も英語も、植物や動物などの自然が造りだす色んな色の名前がつけられていて、

黒とはまた別の魅力を感じさせられます。

私自身、仕事上黒の靴を履くことが多く、これまであまり茶色を履くことがありませんでしたが、

最近は、茶もいいなぁと。

革製品の茶は、やっぱりその色の変化していく様と、

時間と共に出てくる艶、良い意味での枯れていく様子。

そんなところに魅力があるように思います。

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あまり変化の少ない方のトリッカーズのシーシェイドでも、

左から、新品、2年くらい履いてるもの、15年くらい?たったもの。

比べてみると変化の様子がわかります。

(右の中川私物は一度赤クリームで「カニ」状態になったものなのでやや赤いですが。)

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同じくトリッカーズのマロンアンティーク。

左から、新品、12~3年もの、15~6年もの。

右の中川私物のサイドゴアは、元はマロンですって言われないと分らないくらいの色抜け具合です。

多分、ここ最近は渋谷のお店でサンプルとして蛍光灯に照らされ続けたことも要因かと思います。

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チャーチのディプロマット。

左が新品、右が2年くらい経ったもの。

これはまだまだな感じです。

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シュナイダーのチェスナット。

新品と10年以上前のもの。

色もさることながら、皺の具合も相まって良い表情になっています。

このスタイルには、やはりこのチェスナットカラーが良く似合うように思います。

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ベタにツイードと。。。

これらのケアは、主にニュートラル(無色)のクリームを使用してきたものたちです。

たまには色クリームを使うことで全体的に引き締まりますし、

色ムラが出てきた部分はある程度残ります。

それを繰り返すことで、どんどん表情が出てきます。

色をできるだけ長くキープしたければ、常に色クリーム。

ムラ感をつくりたいときは、メインはニュートラル、たまに色クリーム。

お好みで使い分けていただければよろしいかと思います。

弊社のイメージは「黒」という印象が比較的強いかもしれませんが、

意外と茶色のお靴が沢山ございます。

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トリッカーズや、

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チャーチ、

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シュナイダー。

などなど。

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最近は、このサンダースのマッドガードも並べております。

クレープソールがなんとも足にやさしく履きやすい。

普段、お仕事などでカタイお靴であるならば、お休みの日などにはこれでリラックスしてみてはいかがでしょう。

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茶の中でも、どの茶色がいいかな?なんてまた悩んでしまうもの。

でも、そんな時間が楽しいのかもしれません。

いろいろとご用意しておりますので、

実際にご試着されてたくさん悩んでみてください。

渋谷店 花田