【Church’s】つま先のキズ補修 チャーチ

【Church’s】つま先のキズ補修 チャーチ

Mar 02, 2026

今回お預かりしたのは、チャーチのスペクテイターシューズ。
ブラウン×ホワイトの配色が目を引く、洒落た一足です。

 

「スペクテイターシューズ」という呼び名は、あまり聞き馴染みがないかもしれません。
スペクテイターとは「観戦者・観覧者」を意味し、1920〜1930年代、スポーツ観戦が社交の場でもあった時代に、紳士たちが好んで履いていた靴だとされています。

 

 

20世紀のメンズファッションを象徴する存在であるウィンザー公も、こうした靴を愛用していたことで知られています。

 

さて本題に戻りますが、今回のお修理はソールではなくアッパー。

近くで見ると、なかなか厳しい状態です。

右足は銀面が捲れ上がり

左足には深いキズが広範囲に入っています。

 

大切にしている靴が出先でこのような状態になってしまったら、気が気ではありませんよね。

ですが、今回はご安心いただけるケースです。
キズの入っている箇所が芯材の入ったつま先部分でしたので、適切な工程を踏めば十分に改善が可能でした。

丁寧に下処理を施し、パテで整形。

その後着色、仕上げをして

この通り。


Before


After

完全に元通り、とはいきませんが、見た目の印象は大きく改善したのではないでしょうか。

キズの位置や革質によっては難しい場合もありますが、
「もう無理かもしれない」と思っていた状態でも、手の施しようがあることは少なくありません。

諦めてしまう前に、ぜひ一度ご相談ください。

ありがとうございました。

シン