【Church’s】チャーチ タンブリッジ オールソール ポリッシュ
【Church’s】チャーチ タンブリッジ オールソール ポリッシュ
Sep 25, 2023
チャーチのローファーTUNBRIDGE (タンブリッジ)
ローファーの中でも装飾の多いデザインで、タンの部分にピンキングと言われるギザギザした加工がされています。
サドルの付け方も凝った作りをしています。
アッパーのヒール側には横一線のステッチが施されています。
どこか迫力の感じるローファーですね。
それでは修理箇所を見ていきましょう。
まずはソール。
つま先はアウトソールがなくなる手前まで減ってます。
これ以上減ってしまうとウェルトが削れてしまい、オールソールする際に追加のお修理が必要になる可能性高まりますのでお気をつけ下さい。
カカトもトップピースが減り切っていて交換するタイミングです。
つま先、カカトと部分的に見てきましたが今回はソールに穴が開いてますのでオールソールいたします。
続いてアッパー
ここ最近お履きになられていなかったようでホコリがかぶってしまっています。
またポリッシュドバインダーカーフ特有の擦れなども目立ちますので、汚れ落としを入念に行い可能な限り目立ちにくいように磨いていきます。
仕上がりがこちら
今回はオリジナルに近い仕様という事でレザーでオールソールしました。
サイドからのバランスも整いキレイになりました。
ヒールの高さも現状通り仕上げております。
バンプのところは埃が溜まっていましたが、かなり見違えました。
アッパーのスレが気になっていたところも磨くことで馴染んでおります。
内側ですとどうしても靴同士で擦ってしまいキズやスレをつけてしまうことが多いかと思います。
なるべく長い時間放置せずに、こまめにケアしていただくと見た目もそうですが靴自体の長持ちにも繋がります。
ポリッシュドバインダーカーフなどの表面が膜で覆われている革ですと雨や汚れを吸収しにくいので汚れにくい反面、表面の膜が傷ついてしまうと元に戻すことが困難になります。
お靴の状態によっては今回のように目立ちにくく磨くことも可能です。
よろしければご相談ください。
ありがとうございました。