【BONCOURA】UW Cinch Back Exclusive model

【BONCOURA】UW Cinch Back Exclusive model

May 29, 2025

昨年6月、ある想いを胸に大阪に構えるSALON BONCOURAにお邪魔しました。

 

目的はひとつ。

 

「革靴好きが履きたくなるジーンズ」を作るためです。

 

XXと66、2種類の5Pジーンズを取り扱い始め、8年。

ヴィンテージと見紛うほどの生地感や色落ち、縫製、パーツなど、

”良いモノ作るため妥協せず細部までこだわる”という哲学に共鳴し、

私たちユニオンワークスでも長らく取り扱ってきました。

 

今回は、そんな“BONCOURA”に敬意を払いながらも、

「革靴を愛する大人が穿きたくなるジーンズとは?」というテーマに、あらためて新しい角度からアプローチしました。

 

 

BONCOURAデザイナー・森嶋氏との打ち合わせを重ね、細部に至るまで意見を擦り合わせ。

 

キーワードは3つ

■タックインが美しく決まる、ウエスト位置で穿ける“深さ”

■スリッポンからブーツまで合う“クラシックで品のある太さ”

■BONCOURAのDNAである“素材・縫製・構造美”の継承

 

サンプル製作を経て、構想を含めると約1年半。

 

 

このたび、ようやく形になりました!!

 

完成したのは、タックインが決まる深い股上と、XXよりもやや太めに設定されたクラシックなシルエット。

そこに生地や縫製、パーツなど、BONCOURAらしい佇まいを纏った一本。

革靴好きの大人にこそ穿いてほしい、一本です。

 

 

ウエスト位置でしっかり穿けるよう、股上は既存のXXより深めに設定。

 

 

さらに、ワタリから裾にかけては自然な太さを持たせつつ、野暮ったくならないラインに調整。

BONCOURAのシルエットを踏襲しながらも、少し余裕を持たせてトラウザーズのように上品に仕上げました。

また、股下は通常より約4cm長く設定。

お好みに応じてロールアップの幅もお楽しみいただけます。

 

 

そして、今回のディテール的なアイキャッチとして加えたのが「シンチバック」。

UWスタッフ内でも特に支持の高いこのクラシックなディテールは、機能性以上に“雰囲気”を決定づけるパーツでもあります。

 

もちろん、BONCOURAが誇る“素材”はそのまま。

 

使用しているのは、BONCOURAオリジナルの14.5ozセルビッチデニム。

原綿の選定から混綿比、撚糸、染色、織りまで、全工程において一切の妥協なく設計された完全オリジナルです。

染料はピュアインディゴのみを使用し、染色濃度もBONCOURA独自に調整。

これにより、経年変化によって浮かび上がる深みあるタテ落ちが期待できます。

旧式力織機による織りは、糸の節やムラ感をあえて残し、現代の生地では得難い、豊かな風合いとハリ感を備えます。

 

 

加えて、縫製はすべて綿糸。

各部位に応じて太さや色を変えるなど、ヴィンテージのような表情と高い強度を両立させています。

ボタンや金具といったパーツも、もちろんBONCOURAオリジナル。

既製品は一切使わず、細部に至るまでブランドの哲学が貫かれています。

 

 

BONCOURAが持つ生地やパーツへの徹底した拘りと、

UWが考える“理想のシルエット”が合わさって生まれた一本です。

価格は¥49,500(税込)

確かに安くはありません。

しかし、穿き込むごとに経年変化が現れ、日々のスタイルの“軸”として機能する一本として、きっと応えてくれるはずです。

 

 

青山店・新宿店・横浜店、ベンチマーク、オンラインストアにて5月31日(土)より販売します。

サイズは26〜34inchまで。

在庫のあるうちはリジッド/ワンウォッシュの2種からお選びいただけます。

今後は、実際の着用感や穿き込んだエイジングについても、随時ブログやSNSでご紹介していく予定です。

デニムが好きな方にも、革靴が好きな方にも、きっと響く一本だと思います。

ぜひ、お試しください。

 

ありがとうございました。

シン