銀座店の滝口です

エドワードグリーン のキャップトゥシューズのキズ補修を紹介します

右つま先の外側にキズがありますね

デスクの角に引っ掛けてしまったそうです

こまめに手入れされている状態なのでショックですね…

ですが！

お任せください、オリジナルのカラーやエイジングの雰囲気を残しつつキズを整えていきます

まずクリーナーで全体のクリームを落とし、すっぴんの状態に

パテ埋めをしないとキズ跡が残るので、革専用のパテ埋め剤で埋めて

しっかり乾燥したあとにヤスリがけ、荒い番手から細かい番手まで、なるべく分けてヤスリます

丁寧に少しずつトゥのシェイプが大きく変わらないように注意してヤスリます

ある程度均一に整ったら、最小限の範囲で着色します

それでは着色作業へ

【色の調合】

赤、黄色、黒

色合わせが1番大切な作業

まずは下地の色を塗り、次に少し濃い色を塗って濃淡を出します

二回ほど色を調整し、薄く塗り重ねました

革の素の色を再現して下地を作ったので、補修前と比べるとのっぺりしてますね…

この状態から最後の仕上げで、クリームやワックスなどでアンティークフィニッシュ！

無事アンティーク調のムラが蘇りました！

この技法は新宿店にヘルプで出勤した際に

店長の花田がアンティーク調のグラサージュをかけていたのを見てヒントを得た技法です。

新宿店にヘルプ行ってよかった〜(笑)

【before】

【after】

なるべく革の質感を変えずに、違和感なく仕上がったのではないでしょうか

完全にキズがなくなっている訳ではありませんが、だいぶ目立たなくなったと思います

アクシデントのキズはショックだと思いますが、出来る限り革の質感を合わせて補修いたしますので

お困りな靴がございましたらご相談ください！

ユニオンワークス 銀座店　滝口