
ジャケットスタイルからカジュアルまで幅広いスタイリングで楽しめるAlden。
中でもコードバンの9901は人気のモデルです。

独特の艶が綺麗なコードバン。
大切に履きながら育てたい1足ですね。

今回は新品でのお持ち込み。
ですが、オーダーいただいた修理メニューは、
いつものビンテージスチールや、ハーフラバーソールではありません。
今回の修理箇所はこちらです。

靴紐を通す穴の部分になります。

このモデルの外側はもちろん、

内側にもハトメがありません。
ハトメのない靴をお履きになった方はご経験があるかもしれませんが、
長年履いていくと靴紐を通す穴が伸びて広がっていく場合があります。
※穴の広がり方には個人差が有ると思いますので、必ず広がるわけではありません。
お持ちになられたお客様は、
靴紐をギュッとキツく締めて履かれるのが好み。
このまま自分好みの履き方をすると将来的に穴が広がってしまう!
と思われたみたいです。
そこで、穴の広がりを防止するため、履き下ろす前にハトメを取り付けるオーダーをいただきました。
ハトメを外側に取り付けてしまうと靴の雰囲気が変わってしまいます。
そこで、オリジナルの雰囲気を壊さないように、

これらのハトメを内側に取り付けて行きます。

一度ライニングとアッパーを解き。

ハトメをしっかり打ち付けます。

再度アッパーとライニングを縫い合わせて、

靴紐を通し直して完成です。

ハトメは内側ですので外からの見た目はそのままに。
オリジナルの外観を保ちながらお修理できました。

これでキツく紐を結んでも安心してお履きいただけます。
今回は羽根の内側にハトメを取り付けました。
よりカジュアルにされたい場合は、外側に取り付けるのも良いと思います。
オールデン以外のお靴にもハトメのお修理は行います。
お持ちの靴にハトメを付けようかお悩みでしたら、
是非ご相談ください。
ありがとうございました。
オールデンのチャッカブーツに内ハトメを取り付けた例はこちらになります。
ユニオンワークス新宿 フナヤマ



