Tricker’s x Union Works / Side Gore Boots

Tricker’s x Union Works / Side Gore Boots

Mar 12, 2022

しばらくお休みしていた別注トリッカーズのサイドゴア。

久しぶりに発注し、入荷いたしました!

本来昨年の秋に来る予定でしたが、

色々あって時間がかかってしまいましたが無事に届いてくれました。

 

 

 

 

3年以上ぶりでしょうか、

久しぶりに発注しましたが、コレやっぱり良いです。

 

 

 

 

 

別注ポイントとしては木型とエラスティック。

以前と同じ仕様で復活です。

 

 

 

 

まずエラスティック部分については、

頼むならやっぱりこれでしょ、というハニカムタイプ。

通常のものより目が粗い存在感たっぷりのエラスティック。

カントリーに付けるならやっぱりこれかと。

 

 

 

 

弊社別注のサイドゴアの木型は、モンキーなどに使われている5402Rというもの。

対してレギュラー展開のサイドゴア(Henry)は4444という木型で、

Burtonなどに使われている主力木型と同じ物が使われています。

向かって左のシーシェイドがその4444です。

トウシェイプの違いが見て取れますが、全体のシルエットもややスッキリ目に見える5402R。

 

 

 

 

 

トウの立ち上がりが低めなのも特徴です。

サイズは標準のブリティッシュゲージですが、

トウシェイプの加減で窮屈に感じる方は、ハーフサイズアップもお試しください。

 

 

 

 

 

元ネタはここから。

代表中川の私物の1足。

イミテーションキャップと並んでこちらも雑誌取材などでよく使っていただきました。

 

 

 

 

 

色は同じマロンですが、

とにかく履いて、ケアをしての繰り返しで色はずいぶん退色しました。

同じ色だったとは思えないほど。

(ただ、最近のマロンは濃くてしっかりした色になりましたが)

20年以上前の靴にはなりますが、ひび割れもなくまだまだ十分使える状態です。

むしろ革の表情が生まれ、革物の魅力が存分に出ている1足だと思っています。

秘訣はやっぱりケア、シューツリー、そして適度に履いてあげる事だと思っています。

 

 

 

 

 

コバはズレがでて、色はこげ茶のようになりました。

特に色を付けたわけではありませんが、

基本は無色のクリームでアッパーのケアの際に一緒にウエルトとコバもケアを行ってきた結果です。

ウエルトやソールも革ですので、

特にウエルトにもクリームを塗ってあげると格段にいい状態を保てますのでぜひ行ってみてください。

 

 

 

 

 

 

これくらいになるまで履いていただけたら嬉しいです。

そのための修理やサポートはお任せください。

 

 

 

 

 

 

 

サイドゴアでの修理と言えばエラスティックが伸びてしまう問題はつきもの。

ですが、こちらも同じ材料をにて修理は可能ですのでご安心ください。

 

 

 

 

 

 

ソールについてはいつもの通り、レザーソールにてオーダーしております。

 

 

 

 

 

 

レザーソールの良い点は徐々に癖がつき、しなやかになっていくところ。

また、スチールや画像のようなハーフラバーにも対応できる汎用性の高さも〇。

ご使用になる方の好みに応じてご対応いたします。

 

 

 

 

 

 

 

今はもう無くなってしまったフィリップスですが、

再現したものをイギリスで作ってもらっています。

ご利用いただいている方にはおなじみのユニオンハーフラバー&ユニオンヒールは、

トリッカーズにも大変オススメな材料です!

 

 

 

 

 

 

レザーソールのままでお履きになる方はぜひトウスチールを。

ソールの返りが出るまで減りが著しいつま先を守ります。

新しく靴を買った際、ソールを交換した際の事前補強として是非ご利用ください。

 

 

 

 

 

 

久しぶりにオーダーした別注トリッカーズカントリーサイドゴア。

改めて良いなと思いました。

トウスチールorハーフラバー(レギュラータイプ)のワンメニューサービスと、

リペアのサービスチケットも付きますので、

永く履いていただいてそれぞれのエイジングを楽しんでいただきたいと思います!

 

Tricker’s Side Gore Boots

¥96,800-(¥88,000-)

Size 5~9

 

各店でご覧いただけるようになっております。

ぜひお手に取ってご覧ください。

 

新宿店 花田