Gaziano&Girling / STAMFORD
Gaziano&Girling / STAMFORD
Nov 12, 2021
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本日はユニオンワークス別注、7足のみの限定商品のご紹介です。
昨今、オフィスカジュアル化を推奨する企業が増えるなかコロナの影響もあり、スーツを着る機会が減った方も多いかと思います。
それに伴い黒や茶のドレスシューズを履く機会が減っていますよね。
大好きな革靴を履く機会が減ってしまい、寂しい思いをされている方も多いと思います。
カジュアルダウンといっても、革靴好きからするとスニーカーまで落とすのは抵抗があるのではないでしょうか。
そこでガジアーノ&ガーリングの数あるモデルのなか外羽シリーズより
ラフになりすぎない丁度良い塩梅のカジュアル仕様を想定してこんなモデルを作ってみました。
Gaziano&Girling / STAMFORD
ガジアーノのエプロンフロントといえばアイシャムが有名ですので、聞き馴染みのない方も多いのではないでしょうか。
ぱっと見はそんなに違いがないのですが
1番の違いはサイドのデザイン。
アイシャムは閂からヒールにかけてM字のような切返しがありますが、スタンフォードはシンプルなデザインです。
甲乙付け難いですが、好みの分かれるポイントかと思います。
そしてもう1つの違いが閂のステッチです。
”アイシャム”やもう1つのエプロンフロントダービー”ホーブ”は閂のステッチはミシンですが
スタンフォードはボリュームの出るハンドステッチで縫われています。
個人的に好みなポイントです。
ソールはウエストからフロントにかけてソールが2枚になる”ハーフミッドソール”
E・Gの名作ドーヴァーでもよく見られる仕様ですね。
ダブルソールのような安定した履き心地がありながら、ダブルソールよりもスマートな印象です。
ガジアーノといえばなツイステッドラスト。
レディメイドとは思えない立体感です。
ヒールカップは球状に絞られていてコンパクト。
ウエストもよく絞られて立体的。
吊り込みに時間をかけているのが判ります。
ソールの仕上げはソリッドなステイン仕上げ。
創業1860年、英国の老舗タンナー「J.ベイカー社」のオークバークベンズが採用されています。
非常に繊維密度が高く耐久性に富んでいるため、名だたるビスポークメーカーでも採用されるマテリアルです。
値段も高いのでレディメイドで採用しているメーカーはほぼないのではないでしょうか。
またベイカー社のオークバークのは独特な香りが特徴。
ガジアーノの靴は箱を開けたときに漂う香りに気分が上がります。笑
エッジの仕上げも美しい。
ラストはクラシックラウンドトゥの”GG06ラスト”。
現在弊社で展開している”Cambridge”や”Kensington”と同じラストです。
吊り込みが深いので上から見るとコバがほとんど見えません。
Uの大きさも絶妙。バランスが良いです。
アッパーはロシアンカーフを彷彿させるハッチグレインレザーを選びました。
深すぎないシボは上品さも兼ね備えていますのでカジュアルはもちろん、ドレススタイルにもお使いいただけるかと思います。
エプロンフロントで注目されるモカステッチや
スキンステッチは一定のピッチで歪みもなく完璧。
モカステッチにおいてはピッチが他のメーカーと比べ細かく、こういった点もエレガントさに繋がっているかと。
手縫いですからもちろんその分時間がかかるので作業効率は悪いです。
ライニングは同系色で。
以下着用イメージ
カジュアルなデザイン、マテリアルなのですが品の良さもあります。
スラックスからデニム、チノパン、ミリタリーパンツまでどんなトラウザーズとも合わせていただける汎用性の高いモデル。
1足持っていると重宝するかと思います。
今回、Gaziano&Girlingにおいて初の試みとなるカジュアルシューズ。
試験的に仕入れましたので限定7足のみ。
5h〜8hまでの各サイズ1足となります。
価格は他の商品と同様¥176,000(Tax in)
ごく少量の入荷のため基本的に銀座店にて販売します。
(他店にてご試着希望の方は銀座店までお問い合わせください)
※オンラインストアからもご購入いただけます。
作りやデザイン、マテリアルまで含めて間違いなくトップクラス。
ビスポーク出身の2人がトップのメーカーですので要所に妥協のない拘りが伺えます。
エプロンフロントダービーが気になっている方、オススメです。
ありがとうございました。
横浜店 シン