適切な修理とは
適切な修理とは
Sep 25, 2019
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- Edward Green
本日水曜日 ユニオンワークスは定休日です。
お気を付けください。
近頃、靴のお修理だけでなく磨きのご依頼をお受けすることが非常に多くなりました。
昨今の靴磨きブームから始まり、もうすでに習慣として靴磨きが浸透しつつあるなと日々感じております。
アッパーのケアをしっかりすることで革の寿命も延び、ソールを直して永く履くことができる
革靴本来の機能を最大限に引き出すことができます。
今回お受けしたこちらの靴その最たるものではないでしょうか。
EDWARD GREEN CADOGAN
本当にしっかりとケアされています
傷の有る無しではなく革の状態のお話です。
傷はちゃんとケアをしていてもついてしまうもの。
逆にそれがカッコよく見えることだってあります。
しっかりとクリームが入っており、なおかつ余分なクリームを拭き取ってあると
このようなしっとり美しい艶が出ます。
ソールに関しても爪先の補修、トップピース交換など部分的に修理を繰り返し
ソールの中心に穴が開いてきたら全体を張り替える
革靴修理のセオリーなのではないでしょうか。
今回はソール交換にて限りなく元々の意匠を再現いたしました。
糸目を伏せるヒドゥンチャネル、半カラス
トップピースの飾り釘
コバ ウェスト部の丸み
上手く仕上がっているのではないでしょうか。
・All Sole A Plan ¥22000 +Tax
・半カラス ¥2000 +Tax
靴の修理は正解が一つではありません、その靴を履くシーン、使用されている材料、使用期間などにより様々変化します。
色々な靴を永く履き、修理を繰り返すことで道筋が見えてくるかと思います。
セオリーを踏まえつつ、「この靴にはどんな修理が良いんだろう?」
そんなことも考えていただくと、より一層靴に愛着もわきますし、革靴を履くことが楽しくなるかも知れませんね。
お客様の愛靴 是非ユニオンワークスにお持ち込みください。
一緒にどの修理が適切か、考える時間を共有させていただけたら幸いです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
青山店 新宿店 山田