
【Christian Dior】ディオール ショルダーバッグ ストラップ作成
【Christian Dior】ディオール ショルダーバッグ ストラップ作成
Mar 26, 2026
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本日の修理紹介は、DIORのショルダーバッグです。

今回は少し珍しい仕様でしたので、まずはストラップの構造からご紹介します。
一見すると、左右それぞれが独立したストラップのように見えます。
しかしフラップを開けてみると、実は一本のストラップで構成されているのです。

左右に配置されたループ部分で固定されているため、ストラップ位置がずれることはありません。

さらに先端にはそれぞれギボシが付いており、
反対側の穴に差し込んで固定する仕組みになっています。



ストラップには他にも穴が設けられており、長さ調整も可能です。
なかなか面白い仕様ですね。
さて、勘の良い方はお気付きかもしれませんが、今回の修理箇所はストラップ部分です。
ストラップは、革を2枚貼り合わせ、その間に補強材を挟んだ3層構造になっています。
経年により接着剤が弱まり、端から端まで剥がれが生じていました。


ストラップ自体の革にも傷みが見られたため、今回は新規作製でのご依頼となりました。
再発防止を重視し、ステッチを入れる方法で作製していきます。
それでは作業工程です。
まず、短冊状に裁断した2枚の革を貼り合わせ、間に補強材を挟み込みます。
その後、オリジナルと同じ形状に整えていきます。

コバを着色し、丁寧に磨き上げた後、外周をぐるりと一周ステッチ。

ここまででストラップ本体はほぼ完成です。


最後にギボシを取り付け、オリジナルと同じ位置に複数の穴を開けます。


最後はフラップ裏に固定して、作業完了です。
仕上がりはこちら。


ステッチも自然に馴染み、違和感のない仕上がりとなりました。
これで剥がれの心配もありません。


コバも美しく整っています。

もちろん、オリジナル同様に長さ調整も可能です。


良い仕上がりになったのではないでしょうか。

ユニオンワークスでは、靴の修理はもちろん、鞄や革小物の修理も承っております。
ぜひ一度ご相談ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
横浜店 山田






