コードバンの靴をお持ちの方からのご相談で
履き皺の部分が白く毛羽立ってどれだけ磨いても戻らない。
というお悩みがよくあります。
そこで今回はコードバンのケアについてさらっとご紹介します。
コードバンの靴はノーメンテで履いていると段々と輝きがなくなります。
それは革の乾燥が主な原因。
ツルッとした見た目からコードバンはカーフ等と同じ表面（スムース）と思う方も少なくないかと思いますが、実はスエードと同じで裏面なんです。
ではなぜスエードと雰囲気が全く異なるのでしょうか。
コードバンは一般的なスエードと比べ毛足を短く処理し、仕上げの工程でグレージング（表面をガラス等凹凸のないもので圧力をかける作業）を行います。
繊維を極限まで寝かしつけることで表面をフラットにし、あの独特な艶を出しているんですね〜。
履き皺の箇所は屈曲によって動いたり擦れたりと乾燥が顕著に進みます。
つまり白くガサついていたのは潰れてフラットになっていた毛が乾燥によって毛羽立っていたということ。
これを解消するには毛羽立ちを再度フラットな状態にすればいいんです☆
通常のケア通り汚れを落とし、クリームを塗ったら
https://unionworks.stores.jp/items/6030ead0318625277e4f9f7d
コイツの出番です。
毛羽立っている部分をフラットにしていきましょう。
履き皺のところはエッジを効かせて念入りにグリグリ。
サイドやトゥは面の部分を使って跡が残らないように。
パターンの切替え部も先端を使えばケアできます。
Twisted Leather Stick は本当に使い勝手が良いのでコードバンのケアをされる方にはぜひ一度お試しいただきたいアイテムです。
↑Twisted Leather Stickについての紹介ブログです。気になるかたはご覧ください。
しっかり油分とロウを補給し、毛羽立ちを寝かしつけたらブラッシングして完了です。
ガサガサ感がなくなりコードバンらしい艶が出ました。
コードバン用クリームの前に、UWクリームで補色していますので黒さも完全復活です☆
照明の下でも十分ですが、自然光で照らすと
一層、艶感が増します！！
この表情はコードバンならでは。
磨いたコードバンの靴を履いて外出する時って頻繁に自分の足元を見てしまいますよね。
私だけでしょうか。笑
少しでもコードバンケアに悩まれている方の参考になれば幸いです。
もちろんコードバンケアも承っています。
しっかりケアしたいという方はご依頼ください。
コードバンポリッシュ ￥２，７５０〜
ありがとうございました。
横浜店 シン
