ローファーの大定番。

J.M.WESTON / #180 | シグニチャーローファー
このローファーは本当に魅力的ですよねぇ。
どこかに特徴的なデザイン等がある訳では無いのですが、
見る度に、不思議と『良いなぁ』と思ってしまいます。

今回お持ちいただいたのアッパーは、
廃盤になってしまったハンターグリーン。
これも良い色ですよねぇ。。。
素敵です☆

ソールはオリジナルのままの状態でしたので、

今回すり減ったツマ先には、


ビンテージスチールでの補強と、

すり減ったカカトは、


オリジナルと同じラスターヒールで交換させていただきました。

これで靴底のお修理は完了♬
さらに今回は
サイズが少し緩いという事で、
サイズ調整も行いました。

革靴を履いていてサイズが緩く感じてくると
カカトが抜けたり、足が前後に動いたりと、
気持ち良く快適に履く事が難しくなってしまいます。

そこで、新しく中敷を入れる事で、今より快適に履ける様になるケースもあります。
サイズ感が少し緩いと思われた時に、
先ずは中敷をお試しいただければと思います。
中敷を入れると言いましても、
ただ適当に革で作ってオリジナルソックシートの上から入れるのでは、
サイズ感が良くなったとしても、
仕上がりの景観としては、やや微妙な印象です。
そこで、
フィッティングも考えながら、
見た目も考えてサイズ調整していきます。

先ずはブランドネームの入ったソックシートを外します。
せっかくのお気に入りの1足。
大事にしたいブランドネームの上に中敷を敷いちゃうのはちょっとアレなんで、
ソックシートは外しておきます。

元の中底の形に併せて新しい中敷を切り出していきます。

新しく切り出した中敷の上に最初に外したソックシートを貼ります♪
オリジナルのソックシートが一番上にあると
やっぱり良い感じですね☆

最後に靴にセッティングして接着します。

これで靴を脱いだ時でも
ほぼオリジナルと変わらない姿でお履きいただけます☆

作製する中敷の厚みは靴の緩さによって調整が出来ます。
ユニオンワークス全店に
サイズ調整のサンプルがありますので、
ご来店時にお悩みの靴に直接入れてお試しいただけます。
革靴は履き込む事により皺が入り艶が増して、
良い味になってきますが、
同時に中底やコルクが沈んで、
少し緩くなってもきやすいです。

少し緩い位のサイズ感であれば、
調整してあげる事でまた快適にお履きいただけるケースもございます。
同じウェストン・ローファーの履き下ろし前のお修理例がこちらになります。
よろしければ参考にしてみて下さい。
新宿店 フナヤマ
