ジョンロブのリペア

ジョンロブのリペア

Feb 03, 2016

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こちらは年代物のJohn Lobb サイドゴアブーツです。

古いブーツですが、さすがはジョンロブ!
超上質な革が使われていて、オーナー様の愛情のこもったお手入れもあってピカピカ!極上の状態です☆

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最近ジョンロブは女性のクリエイティブディレクターが就任し、ブランドロゴやヒールトップピースのデザインが変わりましたが、
こちらはその更に前のデザインです、当時ヒールにはダヴテイルが使われていました★
(現在はラスター、ちょっと前まではジョンロブオリジナルデザインのトップピースでした)

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アッパーは最高の状態ですが、サイドゴアゴムは伸びてだらしない感じ(涙)

サイドゴアブーツはヒモやストラップが無くこのゴムのみでフィットさせるので、ゴムが伸びきってしまうと靴ひもが緩んでいるのと同じ状態、歩きにくくなってしまいますね。

今回はサイドゴアゴム交換のお修理です☆

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弊社にあるサイドゴアゴム

基本は黒と濃茶の2色、時間をいただければほかの色をご用意できることもあります。

そして、色の他に目の粗さが3種類あります。

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こちらはスムース、1番目の細かいゴムになります。

今回のジョンロブに使うのはこのタイプ、John LobbやJ.M.Weston、現行品のTricker’sなどにはこのタイプが使われています。

光沢があり高級感があります☆

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こちらは少し目が粗くなりまして、石目と言われるタイプです。

スムースに比べると少し光沢が抑えられていて、よりクラシックな雰囲気が出ます☆

Arts&Scienceなどに使われているのはこのタイプですね。

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最後はさらに目が粗いハニカムガセット!!

Union Works別注のTricker’sサイドゴアブーツにも使われているタイプになります☆

カントリーブーツなど存在感の強いブーツに特に相性のいい、存在感のあるゴムです★

ここからは交換後☆

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ぴしっとしましたね☆

革はお手入れや経年変化でいい味が出てきますが、ゴムは劣化する一方で伸びてしまえばだらしない感じになってしまいます(涙)

もちろんゴムを新しくすれば履いた時のフィット感も復活します☆

靴ひもやソールと同じでサイドゴアゴムも消耗品、伸びが気になったら交換しましょう☆

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サイドゴアゴム交換 1枚 ¥4,000~

           4枚 ¥15,000~

(今回は4枚交換で¥15,000でした)      

全て税別になります。

サイドゴアブーツの過去記事 : http://unionworks.blog118.fc2.com/blog-entry-1857.html工場に直接靴を送っていただいてのお修理も大歓迎です。 

How To Order :http://www.union-works.co.jp/contact/

Web Repair :http://unionworksrepair.com/#!/ 

Web Shopping :https://unionworks.stores.jp/#!/

(工場 森田)