J.M.WESTONのリペア

J.M.WESTONのリペア

Apr 13, 2015

先週は都内でも雪が降ったりと冬に戻ったような寒さでしたが、
すぐに春の暖かさが戻ってきましたね

暖かい季節は足元を軽やかに、ローファーの季節がやってきました♪

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こちらはJ.M.WESTONのローファー、定番のModel180とは違うモデルですね。

180と比べると細身でステッチが細かく、より高級感のあるデザインです☆

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今回のお修理箇所はこちら、カウンターライニングです。

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カウンターライニングとは、傷んだライニングの上から新しい革を張り付けて、履き口の縁(トップライン)で縫い留めるお修理。

トップラインで新しく貼った革を縫い留めるとき、アッパーの革まで貫通させて縫うことになります。

通常トップラインには元々アッパーとライニングを縫い留めてあるステッチがあるので、そのステッチ目を追って縫うことで自然な仕上がりになるのです。

しかし、こちらのお靴はトップラインがパイピング仕様になっていてステッチが入っていません。

今まではパイピングの縁に新しくステッチを入れさせていただいていましたが、やはりデザインは損なわれてしまっていました(悲)

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こちらはお修理後、破れてぼろぼろだったライニングは綺麗になりました☆

革の色もいい感じだと思います☆

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問題のトップラインですが、新しいステッチはありません☆

デザインを損ねることなくお修理できました☆

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アッパー側には何の変化もありませんが、ライニング側には新しいステッチが入っています。

履いてしまえば見えませんので、ほとんど気にならないと思います。

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こちらのお修理、お値段は¥6,000~(税別)になります。

(通常のカウンターライニング補修は¥4,000~)   
  

※コードヴァンなどデリケートな素材やパイピングが傷んでいる場合など、お靴の素材や状態によってはこの方法でのお修理ができないこともあります。

通常のカウンターライニングの記事はコチラ
http://unionworks.blog118.fc2.com/blog-entry-1625.html

忙しくて店舗にご来店いただけない方も多いかと思います。 

工場に直接靴を送っていただいてのお修理も大歓迎です。 


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(工場 森田)