レペットの修理

レペットの修理

May 26, 2016

ラザフォードやUKオリジナルなど、物販が盛り上がってる様子のユニオンワークス

修理がしっかりしているから、そして修理屋の目線で扱う商品を選んでいるから、ということで弊社の物販はご指示いただけていると思っております。

と、いうことで、最近さぼり気味でしたが靴修理の紹介をさせていただきます(笑)

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Repetto

1947年 バレエの振付師であった息子ローラン・プティの助言により、ローズ・レペットがダンスシューズをデザインしたことから歴史の始まったフランスはパリのバレエシューズブランド。

“スティッチ&リターン”製法という独特の製法で作られるシューズはバレエのように激しい動きに耐え、軽やかで美しい見た目を兼ね備えています☆

かなり暖かく(暑く)なってきた今日この頃、レペット本番の季節じゃあないでしょうか☆

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こちらはゴールドのプレーントゥシューズ

COMME des GARSONSとのコラボレーションシューズになります☆

(レペットは他にもイッセイ・ミヤケやヨージ・ヤマモトともコラボレーションしています★)

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ソールはレザーソールの上にラバーのソールを重ねたタイプですが、ラバーが劣化して崩れてしまっています(涙)

これは加水分解による劣化だと思われます、こうなってしまうとこのラバーソールは使えませんので早急に交換しましょう☆

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ここからはお修理後

元々はレザーソールの内側に控えるようにラバーソールが貼ってありましたが、全面にラバーを貼り付けました☆

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ヒールは5mmのラバーを上にのせてなるべく履き心地が変わらないように☆

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上からの見た目はもちろん、横から見ても違和感なく履いていただけると思います☆

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お次はブルースエードのバレエシューズ

つまさきに切り返しのある珍しいモデルですね☆

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こちらはレペットの最大の特徴であるアッパーとソールを縫い合わせてあるステッチが一部切れてしまっています!

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インソール側からもステッチがほどけているのがわかりますね(悲)

レペットの代名詞である“スティッチ&リターン”製法とは、アッパーとソールとを直接縫い合わせる製法になります。

セメンテッド製法(ソールを接着のみで固定する製法、ほとんどのレディースに靴はこの製法でできています)に比べてソールがはがれにくいのですが、ステッチが一目でも切れてしまうとそこからどんどんほどけてしまいソールがはがれてしまいます。

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こちらは修理後、しっかりと縫い直しました☆

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インソール側から見てもほつれがなくなっているのがわかりますね☆

しっかり補強しましたので、もうほどけてくることはないと思います★

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さすがはバレエシューズブランド、多くのレディースシューズブランドに比べ修理がしやすいつくりになっています☆★☆


・ゴールド(コムデギャルソン) : 全面ハーフラバーソール+5mmラバーヒール ¥8,240~

・ブルー バレエシューズ    : ソールステッチ補修 ¥4,320~
                               (税込)

工場に直接靴を送っていただいてのお修理も大歓迎です。 

How To Order :http://www.union-works.co.jp/contact/

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Web Shopping :
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(工場 森田)