ハーフラバーって貼った方が良いんですかね？
よくこんな質問を頂きます。
結論から申し上げますと、人それぞれです。
そんな身も蓋もない答えになってしまいますが、
要は靴の構造や、履かれる頻度、お客様の好みなどによって全く異なる答えになるということです。
今回はレディースサンダルのハーフラバー貼りについてご紹介いたします。
お預かりしたのはコチラの素敵なサンダル。
Gianvito Rossi(ジャンビトロッシ)
このサンダルをお持ち込みになられたお客様も、ハーフラバーを貼った方が良いのか否か悩んでいる様子でした。
貼って見た目を損なうのが嫌だ。でも、長いスパン履いていきたい。
こんなお悩み。
お気持ち分かります。
このサンダルの様にレディースによく見られる薄いソールは
ハーフラバーを貼ると見た目の変化が目立ちやすいと思います。
しかし何も貼らないで履くと、薄いソールなのですぐにダメになってしまう。
ソール交換も容易に出来ない。
難題ですね。
お客様にはこんなご提案をさせて頂きました。
見た目を損なわないハーフラバーの貼り方があるんですが、如何ですか？
まず通常の方法ですとエンド部分（ウェスト側）を薄く漉いたハーフラバーを
ソールの上に乗せるように貼ります。
上から乗せるので少しソールとハーフラバーの繋がりに段差が出来ます。
次に今回ご提案させて頂いた、弊社でフラットハーフラバーと呼ばれている貼り方。
ハーフラバーのエンドをラウンド上に加工し且つ裏から漉いて厚みを抑えます。
ソール側のウェストも少し削りはめ込む様にハーフラバーを貼ります。
ハーフラバーとソールに一体感が出て、オリジナルであるかの様な見た目に仕上がります。
聞くは一見にしかず。
仕上がり前後の順番でご覧ください。
Before
After
実はもう一足お受けしていたのでそちらも併せて最後にパシャリ
いかがですか？
だいぶ馴染んでますよね。
ハーフラバーを貼る上で一つの参考になれば幸いです。
皆様のご利用お待ちしております。
最後までお付き合い頂き有難うございました。
山田
