repetto
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Dec 08, 2020
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今回お修理でご紹介するお靴はこちら。
repetto Mary Jane
レペットといえばバレエシューズが有名ですが、こちらのアンクルストラップが付いているタイプも人気です。
70年以上前から変わらない製法『ステッチアンドリターン』で作られるLepettoのバレエシューズは靴底を表裏の状態で縫ってからひっくり返すことにより、しなやかさと快適さが生まれ、履いてる事を忘れるくらい履き心地が良いといわれております。
女性から長く支持されているのがわかるような気がします。。
実は弊社で1番修理依頼の多い女性のお靴がrepettoなんです!
それでは早速ソールの状態から見ていきましょう。
全体的に削れています。
女性のお靴の場合、ソールが薄い物が多い為、早めにハーフラバーソールの取り付けをおすすめしております。
本来であればソールのお色に合わせて、ベージュなどのラバーソールを付ける方が多いのですが、今回はコバとヒールが黒でしたので、ラバーソールも黒でお付けしました。
違和感なく仕上がりました。
ハーフラバーソールを貼る事で、削れてきたらハーフラバーだけの張り替えもできる為、理にかなったお修理方法です。
お色のご指定もできます。
今回お客様が1番気にされてたのはこちら。
ストラップです。
朝急いでいる時、無理矢理引っ張ったりしてすぐにゴムがくたってきたとのことでした。
通常ストラップのゴムだけ交換する場合が多いのですが、今回は着脱の煩わしさを解消するために違うお修理方法をご提案させて頂きました。
引っ掛けタイプのフックです。
『?!』ってなる方も多いのですが、これものすごく便利なんです。
それではお修理していきましょう。
まずはストラップが入ってたとこのステッチを解いていきます。
女性のパンプスなどは、縫い目も細かく、繊細な革を使ってある事が多いため、慎重に作業していきます。
フックにゴムをつけ、耐久性を上げるために入れ込む部分には補強材を巻きます。
入れ込んで、
元穴を追って、縫っていきます。
完成です。
綺麗に仕上がりました。
元々のバックル部分にフックを付けて、バックルはストラップに移動させてあります。
バックルの下にフックが入るので、見た目もほぼほぼ変わらないかと思います。
バックルを引っ張る余計な力もかからないのでゴムも長持ちしますし、なにより煩わしがなくなります。
色抜けしていた部分に、スプレーで着色して毛並みを整えて完成です。
今回のお修理は両足で
ハーフラバーソール ¥4500円+tax
ゴムの交換 +フック ¥5000+tax
になります。
女性のお靴はお修理前提で作られてない事が多いため、履き潰してしまう方も多いですが今回のように部分修理と補強をしていけば何年もお履き頂けるかと思います。
気に入っていたけど、壊れてて暫く履いてない靴などありましたら是非お持ち下さい。
一度お修理して綺麗にすれば、またお気に入りの一足になるのではないでしょうか。。
それでは皆様のご来店お待ちしております。
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古田