
映画「インディ・ジョーンズ」にてハリソン・フォードが着用していたオールデンの人気モデル

通称「インディーブーツ」
劇中で使用されているインディ・ブーツに魅了された方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はこちらの靴を修理します。

インディブーツのソールといえば

ラバーにコルクが練りこまれた独特なオリジナルソール。
コルクを練りこむことで、軽量化とグリップ力の向上を狙ったものでアメリカ靴によく見られる仕様です。

ヒールはフットバランスシステムを採用したトーマスヒールが付きます。
外側よりも内側を長くすることによって、足のアーチをサポートできるように設計されています。

ヒールに大きな削れが見られます。

ソール全体の厚みはまだ持ちそうなので、部分修理でもお履きいただけますが
今回はお客様のご意向でリッジウェイソールにオールソールすることになりました。
仕上がりがこちら



ソールと

ヒールに波打つようにあるフィン状のパターンがあらゆる方向へのグリップ力を高めてくれます。

ソールとトップピースの間には革を積んで雰囲気良く。

ヒール周りもキッチリ仕上がっています。

また、パターンが中央に収まっていますので

サイドからの見た目がスッキリとしています。
非常に高いグリップ力がありながらも、ラギットになりすぎないソールです。
(パターンが内に控えているいるのでつま先が削れにくいのもオススメポイント)

これで以前よりもグリップ力が向上し履きやすくなったかと思います。
オリジナル同様はもちろんですが、もう少しこうだったらな〜
という靴がありましたら、ぜひご相談ください。
自分仕様にカスタムするとより愛着が湧きますよ♪
ありがとうございました。
横浜店 シン





