MartinFaizeyブランド紹介

MartinFaizeyブランド紹介

Sep 30, 2022

今回初めてMartinFaizeyというブランドを聞いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

数種類の中からカラー、インチ、バックル、サイズを自分好みにオーダーが可能となっておりますが、
現物を見てない中でのオーダーとなると、ためらうお気持ちも。。。

そこで【MartinFaizey】の歴史とベルトの魅力を、お伝えしていきたいと思います。

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ロンドンから北西に約100Km…

英国で最も長い川「セヴァ―ン川」が流れ、ウスター大聖堂が聳え立つ街「Worcester」

中心街から少し離れた場所、ゆっくりと時間が流れる美しい田園風景の中に風情漂う建物が一軒。

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マーティン・フェイジー氏が自らの名を冠した「Martin Faizey]の工房です。

英国の老舗ブランド「デインズ&ハサウェイ」のレザーベルト工房にて36年間活躍していたマーティン氏を筆頭に数名の職人が全ての工程を手作業にて製作しており、その技術はもちろんのこと、日本の伝統工芸品の様な精密さの中にも手作業の温かさを感じる逸品。

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数ある作品の中でも「クイックリリース」はデインズ時代から作り続けてきた物であり、マーティン氏の代表作とも言えるベルトです。

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まず目を引かれるのは、特徴的な形をしたバックル

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スムーズに取り外せる様に施されているのですが、何故この様な形になったのでしょうか?

そのアイデアは英国ヴィクトリア朝時代の消防隊にありました…

現在から遡ること約180年

1837年〜1901年、産業革命により経済が急成長した時代であり、中でも蒸気機関による動力源が開発され機械による製鉄業などが発展した為、従来では無かった形に金属を加工することが可能となりました。

四つのパーツで出来ているバックルは、当時消防隊員が使う道具を固定する金具として製作され、普段はしっかり固定し緊急時には簡単に取り外しが可能となる優れた金具というのが背景にあります。

装着の際は通常のベルトの様に使用しますが肝心な取り外しの際は、まず下のパーツを動かし、次に横のパーツ、ここまで動かすとベルトを支えるパーツが無くなり重力で下に垂れてきます。
そしてバックルを上下前後どの方向でも良いので、少し動作を加えると。「カチャ」っと簡単に取り外せます。

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慣れて来ると数秒で外す事が可能です!

素材にはオーク材の樹液で18ヶ月間かけ鞣した柔軟性と防水性に優れたブライドルレザーを使用。肉厚でありながら、使い込む程に革の風合いの変化が起こります。

表面の白い粉は鞣しの過程で革に染み込んだロウ成分であり、使用していくと温度や動きによって革に馴染んでいき独特の艶が引き立つので、使用する度に楽しみが増していくと思います。

革の厚みは、約4∼5mm

幅は 1.0inchが25mm
1.25inchが30mm
1.5inchが35mm

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1.0inchは「キレイめカジュアル」にオススメ、1.25inchは幅広く活躍でき、1.5inchはカーキやベージュのミリタリーパンツ、無骨なデニムなどにオススメです!

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ブライドルレザーの革の色味はこちらです。

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シルバーのバックルはピューターと言い、錫(スズ)を主成分とした合金を使用しています。
柔らかな金属の為、使い込むと多少のキズや小さなヘコミが加わり少し霞んだ表情へ経年変化して行くのが特徴です。

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ゴールドのバックルはブラス(真鍮)を使用、銅と亜鉛の合金で、空気中で徐々に酸化して行き所々黒ずみや赤茶に変色して行きます。

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金属の経年変化は、革とは異なる楽しみがありますね⭐︎

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ウエストにレッドカラーでアクセントを、太さは1.0inchに抑えておりブラスバックルで色の締まりを作っていますね!
遊び心のある着こなしだと思います。


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ドレスベルトは革に厚みがあり、バックルにもボリュームがあります。
夏の薄手の生地よりは、ウールなど少し厚い生地のパンツに合いそうです。

マーティン氏が作るベルトはどれも堅実な作りであり、なんと言ってもベルトの存在感が魅力だと思います。

オーダーを迷われていた方々に,少しでもお役に立てたら幸いです。

次のブログではオーダーバリエーションをズラッと紹介いたします。

☆ぜひご覧ください☆

ありがとうございました。

銀座店 滝口